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PIERNE:PRELUDIO et FUGHETTA.

Deux_femmes_8
(初夏、Tuileries庭園にて)CONTAX-RTS PLANAR.85mm

G.ピエルネ「プレリューディオとフゲッタ」

ARCHIVES PINK MOZARTの記念すべき開幕に、ガブリエル・ピエルネの「プレリューディオとフゲッタ」を選びました。原曲は2Flutes, Oboe, Clarinet, F-Horn, 2Bassoonsの変則的な木管7重奏です。 SOCIÉTÉ MODERNE d'INSTRUMENTS à VENTS(近代管楽器協会)の委嘱により作曲され1904年3月14日、同協会の演奏会で初演されました。
おそらくは当夜の出演者全員で演奏会の開幕を飾るための変則的な編成となったのでしょう。編曲して再認識したのですが、この編成はかなり高音域に偏りがあり演奏効果が悪い。安定した音響を得るにはフルートを一本に減らし、クラリネットとホルンを2本に増やし、できればコントラ・バスーンかバス・クラリネットを加えればちょうど良くなりそうです。

ピエルネの作曲した「誰でも知っているメロディーは?」 いくら考えても思い浮かびませんが、「奇想的即興曲」はハープの演奏家、愛好家には珠玉の名曲として知られています。
印象派には属さず、フランス・ロマン派の大家として数多くの、やや通俗的な室内楽曲と、大規模な舞台音楽の作曲家として、また、コンセール・コロンヌの偉大な指揮者として人々に親しまれ、1937年、PARISに没しました。

この「プレリューディオとフゲッタ」が現在ではほとんど顧みられない理由として、前記の音響バランスの問題、6分弱という、なんとも演奏会プログラムに取り上げにくい演奏時間ともう一つ、どの楽器も高速で無窮動的なパッセージが三度・四度の上級アルペッジオ・エチュードのようにややっこしく縺れていて、唯一持続音を保持するホルンは唇と体力に非常な負担がかかる演奏難度の高さにあるのかもしれません。

それでも、音を煌めくようにちりばめたメランコリックなテーマから少し緩徐で牧歌的な中間部、再現部を経て暗澹たるコーダで締めくくられる「プレリューディオ」 一転、明るい平行転調し軽やかにユーモラスに、そしてノスタルジックに音の絡み合う「フゲッタ」ともフランス音楽エスプリの精華です。

いくら「近代管楽器協会」の面々が名人揃いとしても、一世紀も前に、この曲の初演は、ちょっとばかり骨がおれたことでしょう。                 うまく吹けたのかなァ?

【追記】8月11日に新音源Re-MasterのVERSION2を公開しました。

    
  Gabriel PIERNÉ. Préludio et Fughetta.op.40-1,(1904)
  Allegro-Fughetta scherzando. c-Es. 2/4 total 262bars.
  édition=J.HAMELLE/IMC.
  transcrit par PINK MOZART(2007)  [duration 05:33]

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Comments

sumito96さん

TBありがとうございました、
ご心配なく、18:59着の一本しか受信しておりません。

わたくしのJohn WILLIAMS推薦盤;

■SUPERMAN.the motion picture(OST)

■BY REQUEST...
The Best of John WILLIAMS and the Boston Pops Orchestra.
(PHILIPS 420 178-2)の中でもNBCニュースのテーマ曲はシビレます。

以上、御参考までに。

Posted by: PINK MOZART. | Sunday, 26 August 2007 at 23:07

PINK MOZARTさん、こんばんは。
先程はお手数かけたみたいですいません~
ライブドアだと字数制限があるみたいですね。。

ジョン・ウィリアムズ御大…以前からジョシュア・ベルとのガーシュウィン・アルバムや、パールマンとのシネマ・セレナーデなどを聴いていたのですが、2、3年前の 「ターミナル」でますます好きになりました♪ 映画音楽以外の作品も聴いてみたいです。

ダンディの室内楽は聴いたことがないので、予習しておきます(笑) それと念のためもう一度TBをしておきました。 同じものが2つ行ってしまいましたら、お手数ですが片方を削除願います。

Posted by: sumito96 | Sunday, 26 August 2007 at 19:21

suimito96さま

御訪問、ありがとうございます。
貴サイトの「ジョン・ウィリアムズ御大」にうれしくなり、速攻でTBいたしました。
実はわたくしもJohn WILLIAMSの崇拝者、昔のギンギンの油彩感覚の「スコア物」も、もちろん偉大ですが、老境に達し淡い水彩感覚の「A.I.」の音楽にも感動しました。

ROUSSELのdivertissementもお好きなようですね、この曲、何度も演奏したことがありますが、一瞬でも気を抜くとスグに「落っこちて」しまいますから、なかなかに運動神経が要求されます。
そのうちにROUSSELの”SUITE en Fa”と彼の師匠であったVincent d'INDYの"SUITE.dans le style ancien."(こちらの方の「打ち込み」は1年前に完了しているのですが音色がなかなか決まりません)の
PINK MOZART versionを公開(年内予定)しますので、よろしければ、お聴きいただき、御意見等をおよせくださると幸いです。

さきほど「ポケットスコア課」に伺ったのですが、何度やっても「コメントが長すぎる」と拒否され、分けて入れようか?とも思ったのですが、そうすると「スパムコメントに指定」されるかもしれないとオビえて、挫けそうになりましたが、削りに削って、なんとか投稿に成功しました。(ホッ)
そちらからのTBが、まだ届いていないようですが(TB表示まですこし時間がかかります)こちらこそ、よろしくお願いいたします。

Posted by: PINK MOZART. | Sunday, 26 August 2007 at 15:18

PINK MOZARTさん、はじめまして。sumito96と申します。

先日はピエルネの記事にTBしていただいてありがとうございました!(TBお返ししておきますね)

それにしても素晴らしい音楽ブログですね♪ 先程からピエルネそっちのけで、クープランの墓のmp3(なんでしょうか?)ばかり聴いております(笑)…この曲のファンですので。。 ラヴェルがオケ編曲しなかったフーガとトッカータもありますね…パソコンで奏でる音は輝かしいと感じました!

近代フランス音楽好きですので、またお邪魔させてください~

Posted by: sumito96 | Sunday, 26 August 2007 at 09:18

あこさま~

これは、これは元御領主様のおなりとは。
恐縮です。ノビノビと、のんびりやっております。

ピエルネっていう作曲者は、どんなにモダンな曲でも必ず人類共通の「郷愁感」をいだかせる希代のメロディメーカなんです。
一般の人には、あまり知られていないんですが、特に管楽器の演奏家には絶大な支持を得ています。この曲のフゲッタなんて、どこか懐かしい感じがしませんか?

「もぐらスコープ」のテーマが6月いっぱいで著作権料の期限がきますので、6月1日に「フランス組曲」残り6曲の一挙放出を考えています。
でも、そうすると越後屋ならぬJASRACの厳しい取り立てが廻ってきますので、御金子の御用意を今からお願いしておきます。

またの御巡察をお待ち申し上げております。

元臣民

Posted by: PINK MOZART. | Monday, 12 March 2007 at 23:26

ブログ開設おめでとうございます!
記念すべき開幕の曲、ピエルネ「プレリューディオとフゲッタ」今回初めて聞きました。
バッハのようなバロック音楽に近い感じがしましたが、新しい曲なのですね。うーん、確かにこの曲を管楽器で演奏するのは大変そう・・・。
この曲を聴いて、音の粒があちらこちらで弾けているような躍動感を感じました。
この曲を幕開けとして、これからもどんどん新しい世界を表現して下さい! 期待しています♪

Posted by: あこ | Monday, 12 March 2007 at 21:39

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