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DEBUSSY:SUITE BERGAMASQUE. PRELUDE.

Montmartre
(モンマルトル CONTAX-RTS.  Carl Zeiss PLANAR-T 85mm)

ベルガマスク組曲 「プレリュード」

4曲から成る「ベルガマスク」2手ピアノ組曲はドビュッシーの形成期といえる1890年から1894年にわたり作曲されましたが、ながいあいだ発表はされず彼の円熟期に入った1905年(日露戦争終結年)の出版時までに大幅な改訂が加えられたようです。 現在、各国で出版されている「ベルガマスク組曲」はすべて、1905年の改訂版に基づいています。ベルガマスクとはドビュッシーがイタリア留学中に訪れ、風光に感銘を受けた「ベルガモ地方」のフランス語表記です。
「あの、ベルガモってイタリアのどの辺ですか?」 という方は=こちらイタリア・ロンバルディア州政府観光局日本語公式HPをどうぞ!

第一曲のプレリュードは、もちろん「前奏曲」という意味が「有ると言えばある・無い訳ではない・なきにしも非ず」なのですが、「プレリュードねえちゃん」と根っからの「ワケあり」の「フーガあんちゃん」がツルんで「プレリュードとフーガ」という最強ユニットを結成しますと、「楽典」においては「和声音楽」という「定義」の方が燦然と輝やきだします。 このプレリュードも豊かな和音の響きに支えられた、優美で舞うような旋律に始まり、中間部では、まさに重厚な「和声(和音・ハーモニー)の音楽が展開されます。

なお、「プレリュードとフーガの違いを説明せよ」という設問は、人気のある試験問題ですから、これを読んでいる音楽学校の生徒さん達は、よ~く憶えておきましょう。 
回答=「フーガの前に演奏するのがプレリュードである」なんてバカなことは書かないで「プレリュードとは和声の音楽であり、フーガとは対位法の音楽である」と、これさえ書いておけば、どんなにイジワルな教授でも減点することはあ~りません。


 1_Prélude. Moderate.tempo rubato(テンポを揺らして)
 F. 4/4. 89bars.  [derarion=3:28]
  春秋社版ドビュッシー集1 

  transcrit par PINK MOZART(2007)

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Comments

Site Cafe Riasさん

「教授」のくわしい情報ありがとうございました。参考になりました。

皇紀2600年記念祝典曲はIBERT以外にBenjamin BRITTEN. Richart STRAUSS(ホラ、「2001年宇宙の旅」のテーマ曲の一つでもある「ツァラトゥストラはかく語りけり」を作曲した人です)にも帝国政府が委嘱して作曲されました。昔の日本の方がやることが「お洒落」ですね。

このリヒャルト・シュトラウスは戦後、大指揮者のフルトヴェングラーとともに「ナチス政策協力者」としてニュルンベルグ裁判にC級戦犯で起訴され「無罪」になりました。

ジャン・フルネというフランスの名指揮者がいたのですが、この人は戦時中「親ナチス」のレッテルを押され、戦後、本国ではまったく活躍できなかったのですが、N響の指揮台にはよく登場した美しい図形を画く指揮者でした。

IBERTの全室内楽を収録したBRILLIANT CLASICSのJACQUES IBERT CHAMBER MUSIC COMPLETE(CD2枚組)にマクベスは入っていませんが、第二次大戦前の魅力的な映画音楽を聴くことができますし木管三・五重奏曲と弦楽四重奏曲はもっとおすすめです。タワレコにて1000円以下で入手できます。

Posted by: PINK MOZART. | Tuesday, 10 April 2007 at 23:40

> Jacques IBERT(ジャック・イベール)という仏大作曲家をご存じですか?

いえ、初めて知りました(勉強不足で・・・)。なので、ウィキペディアで早速調べてみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AB

幸い日本語版に解説があり大いに助かりましたが、戦前の日本と少し縁のあった方でもあるんですね。とはいえ、近代フランス史の汚点?ともいうべきナチス占領下の傀儡政権、ヴィシー政権の政治的背景があったようですが・・・。
「皇紀2600年奉祝曲 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%87%E7%B4%802600%E5%B9%B4%E5%A5%89%E7%A5%9D%E6%9B%B2

あと、オーソン・ウェルズと仕事してたようですが、現在日本だと輸入盤のオムニバス・サントラCDしか入手できないみたいですね。彼が監督・脚本・主演を務めた「マクベス」(1948年)の音楽を担当したようですが、そのビデオも現在廃盤でDVD化されておらず、ちょっと残念です・・・。
"Music from the Films of Orson Welles, Vol. 1"
http://www.amazon.co.jp/Music-Films-Orson-Welles-Vol/dp/B000EHTNXE/ref=sr_1_1/503-6600915-5172764?ie=UTF8&s=music&qid=1176109631&sr=1-1

「冒険者たち」・・・あれも好きです! で、あれも音楽がいいんですよねえ! ちょっとリリカルで、切なげで。それが明るい地中海の映像に、
悲しくなるくらい合ってて。今年からちょうど40年前に公開された作品なんですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%92%E9%99%BA%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1

Posted by: Site Cafe Rias | Monday, 09 April 2007 at 18:41

Site Cafe Riasさん

カメラとレンズの勝利です。CONTAX-RTSはシャッターをレリーズボタンを押し込んで作動させるのではなく世界最初にエレクトリック・パーカッションスイッチでシャッターを切る機構でした。その操作感はすばらしく言葉では現せないほど先進感がありましたし、Carl Zeiss Planar-T85mmは明るさがずば抜けたF1.4でしたから、これを標準レンズとして愛用しました。

DEBUSSYより時代はだいぶ下るのですが、Jacques IBERT(ジャック・イベール)という仏大作曲家をご存じですか? この人の作品はともかく洒脱で喉から手が出るほど編曲したいのですが、そうすると喉を締めつけられるような勘定書が日本音楽著作権協会から送られてきますので諦めています。 この人の作品には映画音楽も多いです。 ちなみにわたくしの好きなフランス映画=「わんぱく戦争」「冒険者たち」「アメリカの夜」

Posted by: PINK MOZART. | Monday, 09 April 2007 at 01:06

まず、掲載した写真がいい!
絶妙な構図で人物の配置・表情もいいし、
まるで絵画みたいじゃないですか。
(写真も上手いですね、PINK MOZART.さんは。改めて感じました。)

それから、リンクに貼ったベルガモの紹介ページにあった写真の風景も、
数点ですが雰囲気が伝わってきたし、
イマジネーションがふくらみました。

そんなことから、聞いてるうちに、
「この曲はやはり映像的だなあ」と。
実際に「映像」という曲もありますが、
もしドビュッシーがもう少し長生きしてたら、
あるいは生まれるのが少し後だったら、
トーキー映画の登場後、
映画音楽家としても結構活躍したのではと、
ふと思いました。

以下余談ですが、映像つながりで。
先ほど見ていたテレビ東京の「地球街道」という番組の中で、
俳優の柴俊夫氏がパリを訪ね、
ゴダールの映画「勝手にしやがれ」のロケ地を旅してました。

http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyukaidou/

何を隠そう小生、実はゴダールも好きなので・・・。
以上、余談でした(謝)。

Posted by: Site Cafe Rias | Saturday, 07 April 2007 at 23:49

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