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TCHAIKOVSKY:SERENADE in C. I_PEZZO in FORMA di SONATINA.

Tchaikovsky

チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」
第1楽章:ソナチネ形式の小品

大作曲家として名高いチャイコフスキー。しかし現在、彼の作品で演奏される管弦樂曲は驚くほど少なく、交響曲4・5・6番、ピアノとヴァイオリンの協奏曲、序曲「1812年」「ロメオとジュリエット」 組曲「白鳥の湖」「胡桃割り人形」「ロココ(チェロと管弦樂の為の)」そして、この「弦楽セレナーデ」ほとんどこれですべてです。
音楽学者はチャイコフスキーが生涯苦しんだ精神疾患により彼の作品には破綻が多く、結果として演奏される曲が少なく、しかも有名な第6交響曲「悲愴」も欠点が多いと、しばしば指摘します。

さまざまな文献によりますと、この「弦楽セレナーデ」が作曲された1880年は彼の生涯において、もっとも精神状態が良かった年とされています。その影響かどうかはわかりませんが、この曲には破綻や瑕疵のない、堂々たる「泰西名曲」です。

セレナーデの直訳は「夜曲」 恋人の窓の下で歌う恋歌という意味と、器楽の合奏曲、特定の人への賛歌、あるいは祝典曲の意味も持ち合わせますが、ひろく演奏会用の作品名としても用いられます。原曲は弦五部(第一・第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)の合奏曲。チャイコフスキーは書簡のなかで「この弦楽セレナーデの第1楽章はモーツァルトに対する私からの賛歌です」と述べたものが現存しています。

【追記5月23日】 ねこぼーしさんが「弦楽セレナーデ」に想を得て創作された詩GALERIE PINK MOZARTに掲載しました。

 Andante non troppo.-Allegro moderato.
 C-G-C. 6/8
  287bars. [duration 8:39] OGT122

  transcrit par PINK MOZART(2007) 

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Comments

じつは、この「弦楽セレナーデ」をやりたくて、「あこさん」のブログからARCHIVESを独立させた理由の一つです、この曲一曲で普通のブログの数年分のディスク容量を消費しますから、軒先を間借りしている分際ではとても不可能でした。
目玉となる大曲を他に2曲完成させてARCHIVESを開設しましたが大型連休前に着手した「弦セレ」の方が先行になりました。
この曲と「胡桃割り人形組曲」はモダンでブッ飛んでいる、というか、とにかくオシャレなので、「あの時代にねぇ」と畏敬の念を持ちます。
ちょっと専門的になりますが、チャイコフスキーは弦セレの冒頭をハ長調なのに平行調のトニック(つまりイ短調の主和音)で開始する、という当時は誰も思いつかない、とんでもない「離れ業」をつかっています。

Posted by: PINK MOZART. | Saturday, 19 May 2007 at 23:01

ARCHIVES PINK MOZART開設以来、
初の非仏語圏からのエントリーですね(拍手)。
小生としては、
第二楽章に一票入れたい気分になりました。
それにしても、
これまで聴き続けてきたからなのか、
いかにフランス近代音楽が
軽妙洒脱な趣に満ちたものであるかが、
よ~くわかりますね。
今までほとんど気にしなかったのですが、
「やっぱりチャイコフスキーってロシア人なんだ! 重厚なんだ!!」
と(相対的に)感じてしまいました。

Posted by: Site Cafe Rias | Friday, 18 May 2007 at 21:13

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