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the Jargon for us.

Mendelssohn

メンコン、チャイコン、ドヴォコン

写真の人物は誰でしょう?答えは作曲家のメンデルスゾーン。一番有名な曲は、なんといっても「ヴァイオリン協奏曲」でしょう。この曲、この時代では珍しいのですが、楽章こそ3つに分かれていますが、楽章間が間奏でがつながっていますから、結果として一楽章形式になっている、なんとも小ジャレた造りの名曲です。で、われわれは決してこの曲のことを「メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲」なんては呼びません、これは「メンコン」と申します。メンコンのコンはコンチェルト(協奏曲)の略です。 あまり識られていないのですが、メンデルスゾーンはピアノ協奏曲も2曲書いてはいますが、メンコンというとヴァイオリン協奏曲のみを意味します。

中学の時、「音楽」の時間に三大ヴァイオリン協奏曲とは、ベートーヴェン・メンデルスゾーン・チャイコフスキーの協奏曲のことである。などと、とてつもない戯言を吹き込まれた憶えがあります。その三大のうちのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、これまた「チャイコン」と呼び、親しまれております。チャイコフスキーの場合「ピアノ協奏曲」の方も有名ですが、この、われわれが使う隠語は主にオーケストラ団員の略語ですから、「チャイコン」というと九割方、ヴァイオリン協奏曲のことです。

これらの省略法の元祖になったのが「ドヴォルザークのチェロ協奏曲」 これを略して「ドヴォコン」と、われわれの先祖が呼び慣わしたのが、そもそもの始まりです。もっとも「ドヴォコン」はチェロ協奏曲のみを指すわけではなく、会話のコンテキストによっては「ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲」を意味することもあり得ます。

ほかによく使われるのはシベリウスのヴァイオリン協奏曲「シベコン」かなぁ? まちがっても訳知り顔でベートヴェンやブラームスのヴァイオリン協奏曲を「ベトコン」とか「ブラコン」なんて呼んじゃだめですよ、そういう呼び方は絶対にいたしません。 
わたしが常々「おもしろいなぁ」と思っているのは、ブラームスの交響曲第一番・第二番を「ブラいち」「ブラに」という習慣がひろまってきたこと。すくなくとも昔の音楽学校やオーケストラでは使わない略語でした。これは、むしろ「トーシローさん」の愛称の逆輸入なのです。

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Comments

Site Cafe Riasさん

今ではチャイコン、とかシベコンなんて口に出すだに恥ずかしいです。(ただしメールでは使います) 「2001年宇宙の旅」に使われた「美しき青きドナウ」 あれの仲間うちの略語は「青ダニ」です。日本語じゃドナウ河ですが、われわれが使うオーケストラ譜は旧東西ドイツ製が多いですから表記は「ダニューブ」なんですね。これなんかは今でも無意識に使いますし、ドヴォコン、メンコンはやはり便利なので修行時代以上に、この言葉に敬意をこめて使います、どちらも独奏楽器の特性を発揮させた旋律の名曲だと思います。

Posted by: PINK MOZART. | Thursday, 10 May 2007 at 01:11

> ベートヴェンやブラームスのヴァイオリン協奏曲を「ベトコン」とか「ブラコン」なんて・・・

でも、これは傑作ですね!
個人的には、そう呼びたいです。

Posted by: Site Cafe Rias | Thursday, 10 May 2007 at 00:33

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