RAVEL:I-PAVANE de la BELLE au BOIS DORMANT. MA MERE L'OYE.
子供のための5つの作品「マ・メール・ロワ」は原題のとおり、友人ゴデブスキ夫妻の子供達、ミミーとジャンのために1908~1910年にかけて作曲された4手ピアノ組曲です。マ・メール・ロワは英語では「マザーグース」。
この曲は幼児が演奏するには難度が高すぎて結局、初演はコンセルヴァトワールのピアニストによって、お披露目されました。原曲の4手ピアノ版は演奏会でプログラムとして取り上げるには技巧が平易すぎ、音楽の内容が幼児向けとあって、あまり顧みられる機会が少ないのですが、1911年、ラヴェル自身による編曲の管弦楽版は、これはもう、掛け値なく「近代管弦楽法の精華」ともいうべき、すばらしい作品ですから演奏される機会も、人気も非常に高いレパートリーとなりました。
翌1912年、ラヴェルは曲順を入れ替え、5曲を一繋ぎにした全曲で約30分にもおよぶバレエ組曲版も完成させ、この舞踏組曲版「マ・メール・ロワ」も、現代のオーケストラ演奏会でプログラムとなる機会が多いのですが、こちらのほうはバレエ付随音楽としてはともかく、中核となる5曲は全く同じ内容で、長大な前奏と間奏で連結させたものですから純粋音楽として鑑賞するには、やや冗長すぎる気がします。
有名な「眠れる森の美女の物語」に基くオープニング、原作の寓話は何十というヴァリエーションが存在し、皆さんがよくご存じのストーリーは、たぶんグリム兄弟版。ただし、この「パヴァーヌ」の底本はフランス人で「赤ずきんちゃん」などの原作者として有名なシャルル・ペロー作品に因んでいます。
(イメージはPINK MOZART版「妖精の楽園」コーダ部の楽譜)
日本語版WIKIPEDIA『ペロー版:眠れる森の美女』
Lent. a. 4/4. 20bars [duration=1:26]
Edition DURAND(ref'=7746) score(ref'=8300)
transcrit par PINK MOZART(2006)











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