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RAVEL:II-FUGUE. Le Tombeau de COUPERIN.

モーリス・ラヴェル:「クープランの墓」よりフーガ

わたくしに和声学を教えてくださった末吉先生の口癖の一つが「フーガとは人類の生み出したもっとも知的な構造物である」というもので、先生がこの言葉を口にされるたびに、クラスが「大げさすぎる」と失笑につつまれました。 が、このラヴェルの精緻極まるクロノメーター・ムーヴメントのように組み立てられた「クープランの墓」のフーガを聴くたびに、その言葉が少したりとも誇張でないことに同意せざるを得ません。「ジャン・クリュッピ少尉の思い出」に献げられています。

  
   Allegro moredato. e. 4/4.
     61bars. [duration 3:10] Edition:DURAND(9569)
 
     transcrit par PINK MOZART(2007)

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Comments

音がガチャガチャと分厚く蠢いているほど、解きほぐすのが「ややこしくて面倒」という一面はありますが、反対に、こちらもムキになって楽譜どおりに「以尺報尺」とゴチャゴチャとやり返せばよいので簡単に出来ます。 
しかし、こうも淡麗極まる原曲ですと、なんだか幼気ない少女に銃口を向けられているようなもので、まさか、撃ち返すわけにもゆかず、「おちついて、とにかく銃を下に置きなさい」と理詰めでゆく他はない気がします。
昨年、このフーガと対決したものの「これは敵わない」と、あっさりと降参し尻尾を巻いて退散したんですが、今年はトッカータ(これは、あんまりにも複雑な譜面なので昨年は白旗を揚げました)で思いっきりドンパチをやり尽くして「弾切れ」状態が幸いし、あらためて、心静かに、このフーガと向かい合うことができました。

Posted by: PINK MOZART. | Sunday, 24 June 2007 at 01:39

> 精緻極まるクロノメーター・ムーヴメントのように・・・

まさしく、いいえて妙。
それでいて、美しささえ湛えているような。
さらに、ベースの部分には、
本当はシンプルな原理が貫かれていて。
シンプルな美しさ・・・機械や造形だけでなく、
音楽もまた然りですね、やはり。

Posted by: Site Cafe Rias | Saturday, 23 June 2007 at 23:21

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