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Posts from July 2007

TRUE STORIES.

Hokusai_1
これは実話です。 先の大戦中、いっこうに音を上げない日本に対して「象徴である富士山を一夜にして真っ赤に染め上げてやれば腰を抜かすだろうし、面目丸つぶれになって士気もがた落ちになるに違いない」と思いついた知日派軍人がいて、このアイディアは作戦として採用された。
しかし、いざ計画にとりかかってみると、米陸軍は一晩に数千機の重爆撃機を投入するのは「不可能」であったし、そもそも物量を誇る合衆国といえども、どこをさがしても数十万トンもの「赤いペンキ」を調達するのは「とても無理」であったために、この作戦は中止された。

■その戦争中、「わたしは帝国海軍中尉であった」と公言してはばからない人物が親戚にいたが、この人は完全な「カナヅチ」であったために誰もそんなことは信じなかった。しかし、戦後30年ほど経って宮内庁からいきなり海軍中尉の「勲記」が送られてきたから「あれは本当だったのか!」と周囲は全員ひっくりかえって驚いた。
本人曰く「昭和19年の後半に浜松の海兵団で基礎訓練を受けたときに、イヤになるほど走らされて、死ぬほどカッターも漕がされ、射撃の訓練も受けたが、『泳げ!』とは一度も言われたことがなかった。」だそうである。

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DVORAK:SERENADE in E. I_MODERATO.

Dvorak 本日のプログラムはアントニン・ドヴォルザーク作曲「弦楽セレナーデ:ホ長調」 CDでは先に公開したチャイコフスキー「弦セレ」と必ずカップリングされる2大名曲です。ドヴォルザークは現在のチェコ共和国の首都プラハ近郊の「お肉屋さん」の家に生まれ、肉屋の徒弟として修行する傍らに通っていたオルガン教師に才能を見いだされました。
どちらかというと端正な容貌が多い作曲家の中では名だたる「ブ男」として、逸話も多いのですが、それ以上に「ポッポ好き」=汽車ポッポと鳩ポッポが大好きなことで有名でした。後半生でアメリカに招聘され大喝采を浴びるのですが、渡米承諾の最大の理由は「新大陸の鉄道」に興味津々であった故、とされています。
この弦楽セレナーデはチャイコフスキーの「弦セレ」の作曲される5年前の1875年に、わずか10日間ほどで作曲されました。

もし、彼のことを調べようとしてインターネットを検索される場合に「ドヴォルザーク」と入れる場合は問題がないのですが、DVORAKと入力された際は出てくる項目はもう一人のDVORAK=August DVORAKの記述の方が多いはずです。
このアメリカ人オーガスト・ドヴォラック博士は今、あなたがお使いのコンピュータに接続されている標準的なキーボードのQWERTY配列より、効率よく入力するために母音を左手に集めたDVORAK Lay outの開発者として、また片手で入力するためのキーボードや「左利き」用のキーボード配列の開発に尽力した人物として現代ではボヘミアの作曲家より遙かに有名ですから「遇愚留」「夜風」では[ANTONIN]と添えるのをお忘れなく。
なお、余談ですが、現在でもDVORAK配列にはコントロールパネルで変更することによりWINDOWSあるいはMac OS-Xにおいても対応が可能です。

 
  Moderate.
  E-G-E. 4/4. 85bars.
  [duration=4:32]
  Edition Eulenburg.No'896. London,
  transcrit par PINK MOZART(2007)

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DVORAK:SERENADE in E. II_TEMPO di VALSE.

 
    Tempo di Valse.
    fis(cis)-Des-fis(cis)  3/4. 203+2bars.
    [duration=5:56]
    transcrit par PINK MOZART(2007)

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DVORAK:SERENADE in E. III_SCHERZO Vivace.

 
    Scherzo, Vivace.
    F-A-F. 2/4.  323bars.
    [duration=5:33]
    transcrit par PINK MOZART(2007)

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DVORAK:SERENADE in E. IV_LARGHETTO.

 
     Larghetto.
     A. 2/4. 101bars.
     [duration=4:44]
     transcrit par PINK MOZART(2007)

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DVORAK:SERENADE in E. V_FINALE,Allegro vivace.

雑誌「MUSIC ECHO 1972年5月号」に高名な音楽評論家、武川寛海氏、この方はたまたま「ゴダイゴ」リーダーの父君でもあられますが 「ドボルザークと機関車」という抄文で『DVORAKは幼いときから蒸気機関車に大変魅入られ「自分にこんな大発明ができたらこれまでに作曲した交響曲全部と取り替えても良いのだが・・・」がしかし、これほど愛した機関車を主題にした曲は実は一曲も書いていないのである。』と述べられていますが、わたくしは、この弦楽セレナーデ第5楽章は非常に良くできた「蒸気機関車力走の情景音楽」それも、あたかも空想上の超弩級ガラード機関車の描写としか思えません。汽笛は言うにおよばず、動輪の呻き、制動機の軋み、吐き出される水蒸気、鈍重な加減速まで精密に再現した音楽であると確信しています。

 
    Finale, Allegro vivace-Moderate-Presto.
    cis(fis)-E. 2/4. 392bars.
    [duration=6:05]
    transcrit par PINK MOZART(2007)

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oh my gosh!

Copy016

6月4日付、日経流通新聞全面広告の一部です。
イメージをクリックで拡大してコピーをお読み下さい。

どうやら、すごいソフトウェアが発売されたようです。
「楽器が弾けなくても、楽譜が読めなくても、音楽の知識が無く」とも「オリジナル曲が創れる」そうです。ということは、世の中に氾濫する「音楽」は「楽器が弾け、楽譜が読め、音楽の知識がある」人々が創っているのでしょうか? な~んて「まぜっかえしたく」もなりますが、PINK MOZARTの数々の駄作は最終的に「この会社」のサウンドエンジンで製作されるゆえに「恩義」ある会社です、
この広告を揶揄するつもりは全くありません。

注意すべき点として

誰にでもマウス操作だけで直感的にオリジナル曲が創れます。

様々な楽器のフレーズ素材や伴奏パターンから直感で・・自由に組み合わせるだけで、クォリティーの高いオリジナル曲の作曲や編曲が行えます。

と、どうやら「直感」だけは要求されるようです。
この「直感」があるならば、こんなソフトに頼らずとも「クォリティの高い曲」は創れそうな気もしますが、たった12000円のこのソフト、マウスだけで「クォリティの高い編曲が行える」とあっては、是が非でも買わねばなりません。
わたくしは楽器が弾け楽譜の読み書きができ音楽の知識も多少はあるのですけれど、この「直感」だけはねぇ~ 「持ち合わせていない」ようなので「宝の持ち腐れ」になるような気もします。 が、しかし、
これは買わねばなりません

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SATIE:LE PICCADILLY.

Montmartre_1

エリック・サティ 「ピカデリー」(マーチ)

2009年6月13日にVersion2を公開しました

1900年頃、作曲された一連のCafé Concert(キャフェ・コンセール)形式作品中の一曲です。新大陸の影響をうけた「ラグタイム」で「マーチ」の副題が添えられていますが中間部=「サビ」の標記はTrioという純古典用語なのが、なんとも笑えます。
1898年まで生涯で唯一の恋人であったSuzanne VALADON(ユトリロの母親)と共に暮らしていたモンマルトルは当時、多くの芸術家達が住んでいました。イメージのつきあたりを左に曲がったところにサティ達がたむろしていた有名なキャバレーである「ラパン・アジール」が現在でも営業しています。

 
  44bars(PINK MOZART版は52bars)
  F-B-F.  2/4.
    SATIE:Œuvres pour piano.[duration=1:42]
   ONGAKU NO TOMO EDITION.
   transcrit par PINK MOZART(2007)

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DAWN.part4.

Cpu013
わたしとコンピュータの邂逅 その4

承前】」「一太郎ver'5」通称「五太郎」の発表時「ハードディスクと2MBの増設メモリ必須」の動作条件は大変な衝撃でしたが、そのころにはHDDとメモリの価格は月が変わるごとにどんどん下落し、ついに100MBHDDが10万円を割る価格となり「五太郎」のリリースを機に98にハードディスクを導入された方が非常に多かったと思います。
(何度も繰り返すようですが100メガバイトが、です)また「五太郎」はFDで頒布された最後のヴァージョンでもあり、11枚ものプログラムFDでインストールし、「初回限定」の13枚のフォントディスクをHDDにコピーし、ルーチンワークで計24枚のバックアップディスクのコピーまで合計すると数時間を要する作業でした。
4MBのメモリを増設しHDのパーティションは半分ずつの50MBに切ってAドライヴを日本語領域に設定しました。CONFIGURATIONは五太郎が自動生成してくれるので手間は掛からないんですが、ハードディスクとはいえ変換の度に「ディスクにアクセス」して「辞書」を検索するのを回避すべくAUTOEXECTUTIONの方は凝りに凝ってプログラミングをしました。最終的なバッチファイルを実行しAドライヴから「五太郎」を起動すると:

1_FEPであるATOKすべてと「五太郎」でEMSに展開できる
   すべてのファイルを増設に追い出す。
2_1MBほどの作業領域をEMSに作製する。
3_ATOKのLDICをHDDからEMSに確保したRAM-DISKに
   転送する。

「五太郎」終了時には自動的に変換の学習結果をRAM-DISKからHDDに保存する。
上記のプログラムを「自前」で組み立て、ようやくコンピュータは大河小説ほどの文書容量をともなったワードプロセッサ専用機と同等の「賢さ」で機能するようになりました。

まだ大多数の人が「物珍しさ」と高価なWPとしてコンピュータを使っている時期においても、わたしの目的は「コンピュータ・ミュージック作製」という新分野でしたから、問題は音楽のノーテーションとMIDIシークエンサーの本拠地[Bドライヴ]でした。
こちらの方のソフトはEMSには対応していませんから4Mの増設メモリは何の役にも立ちません、結果悪名高いコンヴェンショナル・メモリと称する640KBの領域からMS-DOS ver'5から可能になったEMSに逃すことが可能なコマンド・ファイル、その他のファイルを徹底的に追いやるようにCONFIGURATION.SYSを書き換えては「チューニング」を計り、再起動をしては「CONFIG.SYSの***のパラメーターが無効です」のエコー列を一つずつ減らし、ついに、ほとんど600KB近いユーザメモリを確保するに至りました。
使用していたシークエンサーのスペックは「999小節まで可能」でしたが、これは「大譜表程度なら999小節」の意味なのか、ソフトウェア・シンセサイザなど想像もできない非力な386チップによる単なる外部MIDI接続楽器の「コントロールタスク」でも、さして大規模ともいえない14段管弦楽総譜4拍子のシークエンス・プログラムをRUNすると、まさに身を削るような努力で稼いだユーザーエリアもメモリオーヴァにより百数十小節あたりが限界、演奏は曲の途中でハタとストップしたものです。

現在の使用機はPENTIUM-Dの512MBメモリ装備、386マシンの800倍もの広大なメモリ域を持っています。これなら「充分すぎる」と思いましたが、やっぱり足りないんですね、これでは。まさか「途中で演奏が止まる」なんてことは決してありませんよ、今のシステムは格段と進歩していますから、そんな野蛮な挙動はいたしませんよ、メモリが足りない場合は「いきなり曲の途中」から演奏が開始され最後まで演奏してくれます。どうです、なんと「洗練された振る舞い」でしょう。
(後に1.5GBに増設し、メモリ不足問題は最終的に解消されました。イメージはコレクションより386DX-CPUと486SX-CPU)

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SATIE:I_d'HOLOTHURIE. EMBRYONS DESSECHES.

エリック・サティ 「ひからびた胎児」より海鼠

Satie2 3曲からなる2手ピアノ連作「ひからびた胎児」はサティ47歳時の作品。「ひからびた胎児」という題名に意味は「特に無い」としか言いようがありません。
このブログの常としてMP3プレーヤーの下に調性と小節数を明記する習わしですが、サティの他の作品と同様に調号と小節の概念が全くありませんので、強いて言えば「海鼠」はハ長調に始まりト長調で終結、「甲殻類」は約イ短調、「柄眼類」は、やや明確にヘ長調で3曲とも全一小節です。
それぞれの曲に寄せられたサティ本人の抄文をGALERIE PINK MOZARTに原文と共に掲載しましたので興味のある方はご参照下さい。
 
   
  SATIE:Œuvres pour piano.[duration=2:34]
   ONGAKU NO TOMO EDITION.
   transcrit par PINK MOZART(2007)

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SATIE:II_d'EDRIOPHTHALMA. EMBRYONS DESSECHES.

エリック・サティ 「ひからびた胎児」より甲殻類

サティが書いた抄文「甲殻類」を
GALERIE PINK MOZARTに掲載しましたのでご参照下さい。

 
  SATIE:Œuvres pour piano.[duration=1:34]
   ONGAKU NO TOMO EDITION.
   transcrit par PINK MOZART(2007)

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SATIE:III_de PODOPHTHALMA. EMBRYONS DESSECHES.

エリック・サティ 「ひからびた胎児」より柄眼類

サティが書いた抄文「柄眼類」を
GALERIE PINK MOZARTに掲載しましたのでご参照下さい。

 
   SATIE:Œuvres pour piano.[duration=2:03]
   ONGAKU NO TOMO EDITION.
   transcrit par PINK MOZART(2007)

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DAWN.part3.

Spec012_1
私とコンピュータの邂逅 その3

【承前】前記のようなWP遍歴を経て、初めて触れたコンピュータは某ソフトハウスの余剰品を拝借した286CPUの9801でした。
未体験の5インチフロッピー・マシンの第一印象は、そのアクセス音の「バチン・バチン・ガッチャン・ガッチャン」という、およそコンピュータらしからぬ物理的で野蛮な「騒音」の大きさでした。MS-DOSのヴァージョンは3.10、「一太郎3」がインストールされていましが変換効率は「文豪」のほうがずいぶん優っていたように思います。なによりスイッチ投入からワードプロセッサ・ソフトを起動させるまでの手続きが「ははぁ、コンピュータとは、かくなるルーチンを必要とするものなのか」と、ハードウェアに対する初歩的な認識を得ることになった貴重な経験でした。
当時は「コンピュータを使用する」=「MS-DOSを理解し駆使する」がほとんど同意義で、また、その知識が無いとコンピュータは実に扱いにくい代物でしたから、しかたなく、アスキー社から出版されていたMS-DOS聖典「入門」「実用」「応用」の3冊を揃えて懸命に研究したものです。

MS-DOSに関する一応の知識を蓄え、これなら「コンピュータを使いこなせる」と確信して購入に踏み切ったコンピュータはNEC-9801DA-U2。その当時としては最先端のクロック20Mhz-80386CPUと1.6MBのメモリに3.5インチFDDを2基備えたモデルでした。なお、クロック20Mhzやメモリ1.6MBなどの単位は書き間違いではありません。WINDOWSがまだ誕生していない時代、標準的であったMS-DOSヴァージョン3.30Cは扱えるメモリの上限が厳密に言うと640KBでしたから、すべてのソフトウェアはその範囲で作られていましたし、まれに存在したそれ以上のメモリ域が必要なアプリケーションにはXMS、EMSとよばれる特別なメモリ・マネージャがシステム・ソフトウェアに添付されていました。FDDが2台装備されているのも現在では奇異に思われるかもしれませんが「固定ディスク」と呼ばせていた「ハードディスク」が非常に高価で普及していなかった時期には、ごく一般的な装備でした。 この当時、メモリは1メガバイトあたり10万円見当の高嶺の花、ハードディスクは1メガバイトにつき5K円程度の価格で「20MB~40MB」が一般的、「100MB」(くれぐれも100ギガではなく、1/1000の単位100メガに御留意)となると「究極・夢の大容量」ハードディスクでした。

9801da011_1 コンピュータと「一太郎」に乗り換えて驚いたことは、「システム・フロッピーディスク」をFDDのAドライヴに入れ「辞書プロッピーディスク」をFDD-Bドライヴに入れて、いざ印字となるとBドライヴを「プリント・フロッピーディスク」に入れ替えなくてはいけませんし、文書をセーヴにする度に、やはりBドライヴのディスクを取っ替えなければならない点が、とにかく煩雑に思えました。WP専用機に慣れ親しんでいた身に一番ストレスを感じたのは「辞書」がFDに存在する以上、必然的に変換する度に漢熟語をFDで検索する「ウー・クッ・クッ・コッ・コッ」というディスク・ドライヴへのアクセス音と変換キーを押してから実際に変換されるまでのタイムラグでした。一太郎は「辞書先読み」という機能により「変換」と入力しようとすると、変換キーを押す以前に「ヘ・ン」の入力が完了した時点でとりあえず「ヘン」に対応する漢字の検索を開始し、次に「カ」と入れた時点で予め「ヘンカ」に続くカナの可能性を求め、先行して辞書をFDに「読み」には行くのですが、それでもWP専用機のROM辞書検索の高速性にはかないませから、変換効率が飛躍的に向上した「一太郎4.3」+最新の32bitマシンにしては、ずいぶんと「頭ワルイ!」とがっかりさせられたものです。【つづく

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