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PROKOFIEFF:SYMPHONIE CLASSIQUE. I_Allegro.

Paris

プロコフィエフ「古典交響曲」(1917)第1楽章=アレグロ.

 
    Allegro.
      D-g-D. 2/2. 207bars [duration=4:11]
      BOOSEY & HAWKES.HPS33
      transcrit par PINK MOZART(2007)

■全楽章の再生・D/L⇒GALERIE PINK MOZART

《10月20日追記》じつは「古典交響曲」はプロコフィエフのハイドンによせる「オマージュ」という肝心なことは知ってはいたんですが、ひとこと「いいわけ」をいたしますとMP3を製作を終えて、
いざ、公開の段階となると精根つきはてたヘロヘロの状態になり、どうしても楽曲に対する「解説」は、惨なほど「おざなり」になります。
そこで、以前から「ピアノぶらぼー!」ドルチェ先生に”しつこく言い寄って”この曲の解説をお願いしてきましたら、このたび、ついに念願をかなえていただき「古典交響曲」のステキな解説記事を公開してくださりました。
わたくしの解説なぞはスッ飛ばして、どうか『ハイドンを被ったプロコフィエフの古典交響曲』@『ピアノぶらぼー! もっと身近にクラシック』の名解題を御参照ください。
ドルチェ先生に感謝いたします。 
************************************************

セルゲイ・プロコフィエフは1891年生まれ、1918年に革命後のロシアを避け、一時アメリカに亡命しますが1933年に「ソ連邦」に帰国し1953年、モスクワにて死去しました。未完となった「チェロ協奏曲」の作品番号は「132」ですが、現在も彼の管弦楽作品で演奏される曲目は意外と少なく列挙しますと、両ヴァイオリン協奏曲、5つあるピアノ協奏曲の中では特に3番、組曲「ロメオとジュリエット」「シンデレラ」「キージェ中尉」「道化師」「3つのオレンジの恋(とりわけ『マーチ』はCDのFILL UPによく用いられます)」 そして、なんといっても有名なのは、「ピーターと狼」でしょう。
交響曲は小交響曲+7番まで作曲しましたが、とりわけ1番にあたる「古典交響曲」以外がプログラムに登場することは、あまりない、というよりは「ほとんど」ありません。

この『古典交響曲』は後世の副題や俗称ではなく作曲者自身が多分にアイロニックに命名したものですが、完成した1917年にしても"古典"どころかとてつもなく「ブッとんだ」交響曲です。
ただし管弦楽法に限っては既に開始されたオーケストラの「とどまることのない軍拡」に反して厳格な18世紀流の「持ち替え無し2管編成」を踏襲し、なおかつ、プロコフィエフ作品全般の特徴である「諧謔味」が特醸出された、「オチャめ」な作品です。
古典交響曲は「標準的な4楽章で構成された交響曲」ではあるものの、全曲でわずか15分ですから、メインプログラムよりも演奏会の開幕曲として好まれています。

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Comments

ドルチェさん

記事訂正、お手数をかけました。
単にサイトからダウンロードできるような権利は1曲(1楽章ごと、たとえば「ハイドン変奏曲」でしたら全10曲とみなされます)につき年間1260円。ところが、このサイトのようにNIFTY・ YAHOO・i-Tunus Storeの3ヶ所からPODCAST配信をしていますと、著作権料は「放送局並み」になるので断念せざるをえません。

いま、「キージェ中尉」のスコアを眺めているんですが…これ買ったのは相当昔でしたが…3640円のYAMAHAタグがついていました、高いですよね。

フシギなもので、ラヴェルの権利が消滅しても、別にDURAND版の楽譜は安くはならなかったでしょう? B&H(ここって、もともとボッタクリ楽譜の高価な出版社ですよね!)も同様でしょうから…
PROKOFIEFFも権利消滅が確定したのちのDOVERや全音の大奮闘を期待するしかないようですね。

Posted by: PINK MOZART | Monday, 22 October 2007 at 22:56

解説というより、ただ、ミーハー好き好き光線発射しまくっただけなのを、暖かいお言葉で紹介してくださって感激です。ありがとうございます。
あ~ん、こんな凄いサイトで目立てるなんて、申し訳ないようです。
どんなに言葉でぶらぼー!しても、一聴にしかず。実際に音楽を聴かせてもらえるのは、解説なんぞどーでもよくなるほど、すごいパワーです。

とりあえず、「PINK MOZART(さん)バージョン」と、著作権うんぬんのあたり削除してみました。
著作権に関する記事があったり、苦労話なんかをお聞きしてたもんだから、公開してるぶんにも面倒なものが含まれているのかとばっかり。
失礼いたしました~。
ネットで探すほうは簡単に聴けちゃうけど、制作するのは大変な労力だろうなーって思ったの、表現したかったのね。でも、良い方法浮かばないから、とりあえずはカットしただけでお許しください。
自分も含めてですが、簡単に手に入ると、つい感謝の気持ちが薄くなっちゃうから、何かアピールしときたかったんだけどねー。

プロコ様の著作権わけわかんないの、なるほど、ロシアの主張のせいだったのか。
とにかく、もっと安い楽譜をジャンジャンバリバリ出版してもらえたら・・・。
ラヴェルの著作権切れの時のように、バカスカ廉価版楽譜登場ってわけにはならないだろうなぁ、ヤツじゃ。
実はね、プロコ写真楽しみにしてたのです。やっぱり、わけありでしたか。

Posted by: ドルチェ | Monday, 22 October 2007 at 02:25

ドルチェさん


ドルチェさんの解説には「ひたすら」感動し、堪能いたしました。以前に「古典交響曲」を木管アンサンブルに編曲して、という依頼があり(わたくし、じつはその方面の専門家、あ、とはいえ理論畑の”キャリア組”なんかじゃなくて誇り高き演奏学科出身の”たたき上げ”です)一月ほどスコアにとっ組んではみたものの、演奏不可能な場所が多く、これはどうしても無理でした。
その数年後、こんどは「ピアノ+木管五重奏の編成では?」の依頼に再挑戦してみたのですが、オケ版の華やかでユーモラスな音形を表現するのはピアノにも難しい個所があり、計2度も白旗を揚げて”しっぽを巻いた”経験があります。(で、そのとき古典交響曲の代わりに手早くチャチャッとこさえたのがハイドン変奏曲のピアノ+木管五重奏版です)

一番問題の個所は4楽章の木管群「タッタカ・タカタカ・タッタカ・タカタカ…」のキザミが続く個所で、プロコフィエフは1番吹きと2番吹きに4分音符と8分音符を巧妙に交差させて表現しようとしていますし、シングル・タンギングしかできないリード楽器にはどだい、無理なテンポではあるもののオケではいくらでも「カシゴマ」ができますが、そも管が1本ずつだと、
この「逃げ」が効きませんから、ここがネックとなりました。

その2回の下調べで、なんとなくわかってきたのが「この曲の木管群は錘になっている」「金管アンサンブルなら、なんとか再現が可能かもしれない」「ただし、そうなると高音レンジがネックになる」結論として「古典交響曲」はオーケストラしか表現できない「ものすごく立派なシンフォニーなのでは?」と思いました。

ドルチェさんの解説を読んでいて、もう一つ、痛感したんですが・・・
「ウン、やっぱ、わたくしの楽曲解説はテンでナッチャいないわ」

今回、ほぼ10年越しの宿敵打倒をようやく「趣味」のDTMで果たすことができ、ようやく肩の荷を下ろした気分です。
こちらこそ、ほんとうにありがとうございました。

あの~ 二つだけお願いが、そちらの記事のPINK MOZARTさんの「さん」は外してもらえないでしょうか?

それと:
>著作権の問題とか、いろんな面倒なことをクリアして、大変な苦労をして公開してくださってる曲もあるそうです。 感謝しなくっちゃね。

これは誤解なさっています、このサイトのMP3原曲はすべて著作権が失効したものばかりです。そうでないと大変なコストがかかりますので。

プロコフィエフの著作権(国際的には)数年前に消滅したばかりでラッキーでした。ただ、ロシア一国だけは通常の死後50年ではなく70年を主張していますから微妙なところではあるのですが←このロシアの主張のおかげでネットからは明確に著作権が失効したプロコフィエフの写真をついに一枚も入手することができませんでした。

Posted by: PINK MOZART | Saturday, 20 October 2007 at 16:33

ようやく宿題をやりました。
記事の中ほどで、PINK MOZARTさんのところの話をしています。
問題点やご希望などがございましたら修正しますので、お手数ですが、添削よろしくお願いいたします。
文化に疎い私は、PINK MOZARTさんが作ってくださってるようなのを、どう説明してよいかわからず。何と書けば、探してる人にとって、わかりやすいのかしら?
ともかく、プロコさまの宣伝するチャンスを作ってもらって、ありがとうございました。
いやぁ、幸せすぎて、書きたいこと削るのに苦労しました。ほんとに、好きなのよー(笑)。

専門家うちでボコボコな内容の方が、素人めで読む側は楽しんでるのになぁ。
解説書が学術書になってると、がっかりすることがあります。
解説者の話をネタに、共感持ったり、反感持ったりするの、親しみやすくて楽しくて好きよ♪

Posted by: ドルチェ@ピアノぶらぼー! | Saturday, 20 October 2007 at 02:28

ねこぼーしさん

ありがとうございます。
この「古典交響曲」のスコアは読み込むほどに笑えてきます。
「理詰め」といえば「理詰め」なのですが、どうにも演奏者への信頼がみじんも感じられない非情な譜面ですし、4楽章に至っては、明らかに管弦楽法上の無理があります。
で、おそらく、プロコフィエフは「こういう演奏効果が得たかったんだろうな」という音響を発揮するために、大胆に笛・トランペット×2 トロンボーン×3の編成に換え、あんまり効果的な使い方をされていないティンパニの代わりに全廃した木管群を補ってもらう意味でマリンバに登場してもらいました。

3楽章はプロコフィエフにしては、やけに端正な楽器用法なので思っきり「悪行」をはたらき、この楽章、作曲者がbisを書き忘れたのではないか?と思われるフシがありますから、「アンコ詰」して2倍の長さに延ばす、更なる「悪行」も目論んだのですが…
なにはともあれ、お気に召して幸いです。

「持ち替え」自体は(持ち替えるべき楽器がうまく演奏できる人にとっては)「気分転換」にもなり、実に楽しいものです。この4楽章は適度な休みもありますし「イケイケ」でアッという間に終わりますから、譜面が非人間的な点を除いては、管楽器の演奏は楽なものです。(弦は「エライコッチャ」ですが=ってゆ~か、CDでもドシャメシャな演奏が多いです)
むしろ木管楽器では、自分の音を「殺して」「休符が全然なく延々とpp演奏が続き」「交響に徹する」ような、たとえば「田園交響曲」の緩楽章で体力への極度の負荷から演奏中に失神する事態も現実におこります。

Posted by: PINK MOZART. | Sunday, 14 October 2007 at 21:18

ドルチェさん

はい、年内でしょうか?と、気ながにお待ちしております。
「ピアノぶらぼー!」を拝見してつくづく思いますのは
なんといっても作品、作曲者への愛情を感じます。
わたくしなんぞは、その曲を「演奏しておもしろい」か
「弄くっておもしろい」のどちらかですから、
プログラム解説なんか書かせると、「ソナタ形式」だろうが「アナタは死刑」でも「フランス印象派」だか「自民党森派」なんてどうでもいいじゃないの、それよりも聴きに来たお客様に、すこしでも演奏や作品に興味を持っていただこうと、するあまりに『実際に演奏するバヤイは「ココがどう」難しい』『ココを演奏するときに歓びを感じる』などを事細かに書いて、肝心の曲の解説は「カッ飛んでいる」やれ「珠玉の名品である」で済ませちゃいますから「楽理」の連中に言わせると「楽曲解説になっちゃいない」って
ことになり何度もボコボコにされました。(ちっともメげませんが)

ドルチェ流「古典交響曲」名解題を今から楽しみにしています。

Posted by: PINK MOZART. | Sunday, 14 October 2007 at 21:10

いやあ、たいへんおつかれさまでした。
作業での苦労がかなりあったとお聞きしました。
でも出来上がりはさすがに素晴らしい!
 
交響曲というと「しっかり身構えて聴かにゃあいけんわ」
と思っていましたがこれはちっとも大げさではなく
楽しい、かわいい、って感じました。
しかも一般的な交響曲の
「第一楽章でおどかして二楽章でなだめて
三楽章で少し安心させといて
最後に番長が出てきて財布巻き上げる」
ってパターンとは違うので緊張感なく楽しめました。
 
特に第三楽章がユーモラスで
人形劇のバックに流れている音楽みたいでとても楽しい。
第四楽章はなんとも高速!
私は貧血、めまい体質なのでもし演奏者でしかも
「持ち替え有り」だったら途中で倒れていると思います。
ティンパニの代わりにマリンバ、これがとても効いてますね。
活きのいい魚みたいでかっこいい楽章です。

Posted by: ねこぼーし | Sunday, 14 October 2007 at 10:18

わぁい、お許しがいただけて嬉しいです。
こちらはいつも超スローペース、安心してゆっくり正式版に取り組んでいただいて大丈夫だったのに、もうできちゃったんですかぁ?
ぎょぎょぎょ。
1週間や2週間雲隠れ常習犯のわたくし、いつのことやらですが、記事アップした時には、報告に来ますね!
こちらは、いつでもどれでもリンク大歓迎でございます。
よそさまのところで目立てるのも、出しゃばれるのも、大好きです(爆)。

Posted by: ドルチェ | Thursday, 11 October 2007 at 02:36

ドルチェ先生

ありがとうございます!
「ピアノぶらぼー!」ファンであるわたくしにとりましては身に余る光栄な御下問であります。
こちらこそ、ぜひよろしくのお取りはからいをお願いいたします。
そちらさまの記事が公開され次第、こちらの記事と本文リンクすることも、あらかじめ御了承願います。
記事公開を楽しみに待っています。

Posted by: PINK MOZART. | Tuesday, 09 October 2007 at 00:06

PINK MOZARTさんからの情報を活用して、33スの3番書きました~。 とうとうCM見たよー!
と、報告に来たら、ぎゃぼー!! プロコ様が、もうアップされてるぅ。
すごいですね、全楽章まとめてどか~んとアップしちゃったのね。お疲れ様でした。
おもちゃ箱のような、かわいらしくて楽しい仕上がり。大人子供みたいなプロコ様も、ふんぞり返って喜んでいるに違いない。 セリョージャに代わって、何故かドルチェがお礼申し上げます。
2楽章だったかな、救急車ピーポーのお迎えが来たみたいな気分になって、楽しかったす。
まずは、うちのスキタイ推奨記事をトラバらせてください。確か、古典・・・の話もあった記憶が。
で、相談なんですが、こちらの「PINK MOZARTバージョン古典交響曲」を紹介しつつ、プロコ様ぶらぼー!する便乗記事を、うちで書かせていただいてもよろしいでしょうか?
うちは広告バリバリスタイルなので、ご不快に感じる部分がありましたら、素直に引き下がります。
カメのような更新頻度なので、まだまだ先の話ですが、ご検討くださいませ。
あぁ、これで、プロコフィエフも、超有名超売れ筋作曲家だわ(笑)。

Posted by: ドルチェ | Monday, 08 October 2007 at 21:39

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