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MacDOWELL:To a WILD ROSE.


Macdowell

エドワード・マクダウェル 「野バラに(寄す)」1896

 
      Semplice. con tenerezza,
      A. [duration=1:41]
      2/4. 51bars
      based upon downloaded free MIDI file
      from www.d-score.com
      transcrit par PINK MOZART(2007)

【2008年1月20日追記】
Woodland Sketches:「森のスケッチ」より

from Uncle REMUS「アンクル・リーマス」を公開しました

アメリカのロマン派作曲家マクドウェルの生涯はなかなかに波瀾に満ちておもしろいのでWIKIの英語版を抄訳いたします。

1860年ニューヨークに生まれる、最初のピアノレッスンをマクドウェル家に寄宿していたコロンビア人ヴァイオリニストのホアン・ビトラーゴより受ける。
のちにヴェネズエラのピアニスト、テレサ・カレーニョに習う。
1877年の暮れ、一家はパリへ移り彼はパリ・コンセールヴァトワールに入学を許される。その後ドイツ・フランクフルトのHOCH'SCHE(なんてよむんだろう?ホッフシェかな?)音楽院に作曲とピアノを学び、同院に訪問したフランツ・リストに作品とリストの交響詩のピアノ・リダクション譜を見てもらったことがあるようです。(ただし、褒められたなんて書いてありません)

1884年、マリアンと結婚、フランクフルト、ヴィースバーデンに居をかまえ創作に励みますが経済的に破綻し1888年合衆国に帰国、1904年までコロンビア大学(ニューヨークの真ん真ん中にある、ホラ、あの「いちご白書」の舞台になった大学です)の音楽学教授をつとめます。

1904年にはアメリカ芸術院=American Academy of Arts and Letters(AAAL)の創立会員7人中の一人として選ばれます。
この頃より夏の別荘があったニュー・ハンプシャー州ピーターボローの近くに現在でいうアート・コロニーを建設する構想を温めていましたが同年、馬車の事故により生じた精神障害が進行し晩年は彼の作品を演奏した「メンデルスゾーン・グリークラブ」の経済的援助に支えられながら1908年48歳の若さで亡くなりました。
念願であったアート・コロニーはその前年、夫人のマリアン・マクドウェルにより「マクドウェル・コロニー」として結実し、彼の地に埋葬されています。

WIKIには代表作としてピアノ協奏曲第2番(オラ、しらネ~)四声合唱曲、ピアノ組曲「森のスケッチ」Sea Pieces, New England Idylsを挙げていますが、彼の作品で唯一親しまれている「野バラ」は2手ピアノ組曲「森のスケッチ」全10曲中最初の曲です。
在ドイツ時の作品ですが、この森は「黒い森」の情景ではなく組曲の他の題名=
I. To a Wild Rose - II. Will o' the Wisp - III. At an Old Trysting Place - IV. In Autumn - V. From an Indian Lodge - VI. To a Water-lily - VII. From Uncle Remus - VIII. A Deserted Farm - IX. By a Meadow Brook - X. Told at Sunset
から幼少期の思い出に基づいた作品とわかります。
Wild Roseは野バラと訳されますが植物学的に日本名は「タカネバラ」が正しいようです。

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なおThe MacDowell Colonyは本年創立100周年を祝し、アーロン・コープランド、レナード・バーンスタインらも一時同コロニーにて創作活動をしたことがあります。

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Comments

ドルチェ先生

う~む、麗しい師弟関係をお持ちですね。
ビシバシといきましょう、ビシバシと!

ずいぶん昔、
「校歌を吹奏楽譜に編曲」という依頼にも応えていたんですが、
今とは違い手書きの時代でDTMのように入力した音が直ちに再現されるワケでもなかったのですが「編曲する」となるとその「校歌」のメロディーがしばらくは頭にこびり付くんですね。
まぁ、校歌なんて、その、アレでナニでしょ? 意図しない場面で突如として某校歌のステキすぎる旋律と「ホントか!?」と思われるような和声進行が頭で鳴り出しゲッソリしちゃいますから「校歌編曲」だけはお断りすることにしました。
「かなえられた祈り」にもその危険性があったので「シッポを巻いて」パスしました。
でも、Cメロ譜じゃ再現は難しいイントロは笑えますよ、
本編は単に「ソレモン」なんですが。

英語版WIKI、正確には「時々、『エリーゼの為に』に変わることがある」と記載されていました。資源ゴミの日は「エリーゼ」になるんでしょうかね?

Posted by: PINK MOZART | Tuesday, 04 December 2007 at 17:43

「かなえられた祈り」業務用Cメロ譜なら持ってるんですが、正直これを聴いてみたいとは思えな・・・。 あわわ。
ありがたいことに、店でリクエストされたことも一度もありません。
う~ん、PINK MOZARTさんの才能は、もっと別の曲で発揮してくれた方が嬉しいような気がするなぁ。
意外や、料理しがいのある曲だと思われたのなら、待ってますけどぉ。
そうそう、バダジェフスカさんは、早死に選手権には欠かせません。アリアーガ、ペルゴレージよりも、「乙女の祈り」の人って言った方が喜ばれそでしょ。
台湾で一番人気のトリヴィア、おもしろかったです。いい話教わったわ~。
えーとね、うちは、生徒と先生というより、ガキとガキ大将のノリで信頼関係が築けているので大丈夫です(笑)。
我が子、弟妹のような感覚、よそもののお客様扱いよりずっと愛がこもった言葉なのよー。
どんどん私に似て、あくの強いクソガキに成長中。愛しい。

Posted by: ドルチェ | Monday, 03 December 2007 at 02:55

ドルチェさん

いや「魔女のダンス」も知らないな。
実は、マクダウェルさんの「野バラ」はバダルジェフスカの「乙女の祈り」と並び称される「一発屋」で済ませようかと思ったのですがWIKIを読んでるとおもしろくて…

あの~ 大切な顧客のお子様を「ガキ」なんて呼んでいいんですか~?心配だなぁ~。

ところで、Badarzewskaをググってみると、この方27歳で亡くなっているんですね。
「かなえられた祈り」って聴いたことありますか? なければやめておきましょう(キッパリ)

ついでにWIKIからの「乙女の祈り」TRIVIAネタ:
この曲が最も国民に親しまれている国は台湾なんですって・・
なぜなら全国一律「ゴミ回収車」がこの曲をスピーカでがなり立てながら回収作業をするんですと。

ヤナーチェク、今週に間に合うかな?

Posted by: PINK MOZART | Monday, 26 November 2007 at 20:07

良かった。まだ、シンフォニエッタ予習してないので、もう公開されちゃってたらどうしようかと思ったの(笑)。
「野ばらに寄す」と言えば、お教室でも、お子ちゃま調号克服アイテムに重宝してます。きれいな曲なわりに音符が密集してないから、頭にシャープが3つついてても、おだてて弾かせることができまして。あと、ペダルに頼って音を響かせる練習用。
あと、「魔女のダンス」って曲を、ガキ発表会で使うことがあります。
と、重宝してるわりに、この人の生涯については興味を持ったこと一度もなかったので、初耳事項が多く、文章の方も楽しませていただきました~。
ほめ殺し教育の大家?リストに、もし褒めてもらえてなかったんだとしたら、ちょっとかわいそ。
ついでに、結構かわいそうな晩年だったのですね。

Posted by: ドルチェ | Monday, 26 November 2007 at 00:32

sumito96さん

ありがとうございます。

い~え、わたくしも恥ずかしながら…
COLONYのCOMPOSER,HISTORYに登場する全員ピンときません。
それよりも「インディアン」すら存じませんでした。
来週のヤナーチェク「シンフォニエッタ」に繋ぐために何かいいMIDIファイルが落ちていないかをネットで探していて偶然にも「乙女の祈り」の続編に「かなえられた祈り」という曲があるのを見つけ「あ、これいってみよう」と取りかかったのですが、弄くっているうちに曲があまりにもすばらしく眩暈がしてきたので急遽中止し「野バラ」になりました。
この曲、半世紀ほど前に日本で大流行したらしいです。

え~ ちなみにわたくしもSP見ていました。
ショスタコ、あんなに遅くて最後までもつのかな?と心配していましたら途中から急に普通のテンポになったのでホッとしました。

Posted by: PINK MOZART | Sunday, 25 November 2007 at 20:02

こんばんは。

マクダウェルって “「インディアン」という曲を作った人”…というイメージしかなかったんですけど(汗)、こういった佳曲も残していたんでしたっけ。。 MIDIもオリジナルに負けない素晴らしさですね♪

ところで…さっき 「マクダウェル・コロニー」のHPの“作曲家”のリストから知っている作曲家の名前を探したのですが、上の2人とロイ・ハリスしか見つけられませんでした。。 他にも誰かいたでしょうか?(笑)

Posted by: sumito96 | Sunday, 25 November 2007 at 17:16

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