SUITE ANGLOPHILE_SARABANDE.
大英帝國ファン《part3》
【承前】パリで暮らして一番閉口したのは食事のマズさでした。
もちろん、ミシュラン星付きレストランでは芸術的な至上の作品に出会えるのですが、そういうトコは「3つ星」ですと最低3週間前、「1つ星」でもせめて前日の予約が必要ですから「今日パリ着いて、いまホテル、おいしくて安いフランス料理の夕食に連れて行って~」なんて電話が突然かかってくるとほんとうに困りました。第一に「安くておいしい」これは日本語で「矛盾」だと中学校で習いました。高くてまずいレストランはいくらでもあるのですが…
(これを日本語で「普遍」と言う、と中学校で…)
「美味」となると御勘定の方も「それなり」にならざるを得ないんです。
それでも、きわめて親切なわたくしは友人たちの「フランス料理」に対する幻影や憧憬をブチこわさない為にも片っ端から電話をかけまくり食卓確保を強いられることになります。
まぁ、こういう場合の支払いは通訳・ガイド料として、たいてい向こう持ちですから「どうして一月前に連絡してこないのかしら?そうすりゃ。3つ星レストランで悠々と御相伴にあずかれるのに」と何度も地団駄ふみましたが、多かったですね「いま空港」やれ「いまどこどこのホテル」のパターン。
皆さんも、もしフランスに行く御予定があり、かつ「食事に興味がある」のでしたら現在では少なくとも2ヶ月前までにテーブル予約のEメールを出しておいた方がよいですよ。
さて、当日あまたの星付きレストランにあたって予約が取れない、となると意外にもパリでの外食事情はじつに悲惨です。お手持ちガイドブックにどう書いてあるかは存じませんが「フリで入れる」「予約が必要ない」レストランなんてのは「例外が無きにしも非ず」ではありますがどん底レヴェルの「ドングリの背くらべ」に他なりません。
ミシュランの基準を満たしたレストランですと「お気に召す:口に合う」があり、また日本では経験のない「お味」かもしれませんが調理技術が圧倒的に高いがゆえに万人にとって「おいしいと理解できる」お料理にありつくことが出来ますが、そんじょそこらのレストランに飛び込んだりしますと途方もない無法状態ですから、それはそれは「すざましい火加減・シオ加減・無味・過味」に慄然となります。(も一つ、馬のエサかと思われるほどの量に呆然)
これがロンドンでは状況が一変して「食のパラダイス」でした。
おもなヒンズー国の旧宗主国ですから、その国々から移住した人たちも多く「インド・パキスタン料理店」が星の数ほど巷にあふれていますし、それらのお店ではほとんど「あたりハズレ」なく本格的なカレー料理が安価に食せます。中華料理も同じ理由で中華街のどの店を選んでもソコソコの味で1000円以下で満腹になることができました。そういう気易いお店もたいへんに魅力的でしたが、それだけではありません、入店に盛装が要求される超高級レストランも・・・【つづく】
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Comments
sumito96さん
イギリス→「英国」表示勧告文書は10年ほど前にもらったのですが、念のため大使館のHPにアクセスしてみますと、やはり頑固なまでにイギリスの表記は避けていますしBRITAIN「英国大使館」が正式名称のようです。
よく「ロンドンの食事はマズイ」って与太を並べる奴が多いんですけれど、これはウソもウソッパチ、真っ赤な大嘘ですから渡英の節は音楽・美術以外にグルメのほうも存分にお楽しみいただけます。
これ、ワタクシPINK MOZARTが誓って保障いたします。
どうか御郷里滞在を満喫され、佳いお年をお迎えください。
(やはりそちらは寒いですか?)
Posted by: PINK MOZART | Sunday, 30 December 2007 at 23:35
PINK MOZARTさん、こんばんは!
帰省中のため、携帯でしか見られないのが残念です。
もしイギリス…否、英國に行ったら、まずお茶したいですね!スコーンにたっぷりの生クリームですか…甘い香りがするんでしょうね~
…食べ盛りの頃に訪れたハ○イでヒドイ目にあったので、海外の食べ物に関して贅沢はいいませんが、せめて飲み物だけはマシであって欲しいと思います(笑)
Posted by: sumito96 | Sunday, 30 December 2007 at 22:32