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D'INDY:SUITE EN RE DANS LE STYLE ANCIEN. IV_MENUET.

ヴァンサン・ダンディ:古典形式による組曲 op.24(1886)
第4楽章「ムニュエ」

 
  Animé. D. 3/4.
  136bars. [duration=3:51]
  Based upon SUITE in Olden Style.(IMC 1876)
  also: SARABANDE & MENUET.(IMC 3060)
  transcrit par PINK MOZART MMVIII.

ムニュエ=メヌエットは中庸なテンポの優雅なダンスでしたが、やはり組曲・交響曲における三拍子系楽章名として命運が長く、時代が下るにつれテンポは徐々に速くなりBEETHOVENの時代には完全にScherzo(スケルツォ=高速三拍子楽章)と交替しました。
この楽章のリズムはおもしろく、聴いていると拍子がたびたび切り替わるような印象を受けるでしょうが、楽譜上は一貫して3/4拍子で表記されています。
三拍子系において突如として元のテンポの3分の2の拍子を刻んだり、あるいは元のテンポの3/2倍の拍子を出現させ聴衆の意表を突き、楽興を高める技法はバロック期より曲の終止部によく用いられました。この手法をギリシャ語で「1.5」を意味するHEMIOLA「ヘミオラ」と申します。
バロック期には曲のごく一部で使われたのですが、19世紀になりますと有名なシューマンのピアノ協奏曲終楽章の中間部ではヘミオラの連続ですし、たとえばフォーレの「組曲ドリー」中の「キティ・ヴァルス」の中間部は一貫してヘミオラ手法で書かれるなど大流行しました。
この「古典形式による組曲」ムニュエ楽章も提示部と再現部はヘミオラと通常3拍子の切り返しの連続、あるいは伴奏部のみヘミオラ、中間部は完全にヘミオラ形式を貫き、活き活きとした「めざましく」躍動的な楽章になっています。
Hemiola
なお厳密にはHEMIOLA技法には2つのパターンがあり
AをHEMIOLA MAJOR=「陽ヘミオラ形」
BをHEMIOLA MINOR=「陰ヘミオラ形」と呼び、この楽章で用いられているのは後者です。(イメージはクリックで拡大表示可能)

■全楽章の再生D/LはGALERIE PINK MOZART

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