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GOUNOD:PETITE SYMPHONIE. I_Adagio et Allegretto..

Chrles_gounod

シャルル・グノー:小交響曲(1885)
第1楽章「アダージョとアレグレット」

 「gounod1.mp3」をダウンロード
  Adagio-Allegretto. 4/4. B.
    (123/156bars, duration=5:28)
    transcri par PINK MOZART.MMVIII

全楽章の再生・D/LはGALERIE PINK MOZART

Charles-François GOUNOD:シャルル・グノー(1818~1893)は現在でも国民的な人気がある近代フランスの大作曲家です。
父親が画家、母親はピアニストという芸術的な家庭に生まれ、母からピアノの手ほどきをうけたのちにパリ音楽院で作曲を学び1839にローマ大賞を受賞しました。
グノーの作品で現在もっとも有名な曲は「マリオネットの葬送行進曲」 これは日本でも放送された「ヒッチコック劇場」のテーマ曲として使われたので(TV放送が存在した)全世界の人口に膾炙しました。

■マリオネットの葬送行進曲MIDI(3.4KB)
   (アダム・フォックス氏製作ファイルを拝借)

おなじくJ.S.BACH「平均率第一巻第一番」のプレリュードにメロディを付けたAve Mariaもあまねく親しまれています。

木管楽器室内楽曲として至高の地位を得ている「小交響曲」は晩年の1885年、管楽器室内楽協会の依嘱により作曲されWIKIPEDIAではグノーの交響曲第三番に位置づけられてはいますが原題は「木管楽器九重奏のための小交響曲」1フルート・
2オーボー・2クラリネット・2フレンチホーンと2バスーン編成の「室内楽曲」です。
原調のB-dur(変ロ長調)は木管楽器室内楽曲において、まずクラリネットが in Bの楽器でありバスーンの最低音がBであることから「特に相性の良い調性」として多くの作曲家が好んでin Bの作品をのこしています。
また、木管楽器の演奏者はなぜか「♯系の調号よりも♭系の調号を好む」という不思議な傾向があり、必要上in Fisの譜面を書いたりしますと囂々たる非難と石礫すら飛んできかねませんが管楽器奏者なんてあんまりアタマは「良くない」らしくて、そういう場合はin Gesに書き換えるとコロッと「赤子の手を捻るように」誑かせますから、わたくしPINK MOZARTは皆さまにこのイカサマ手法を強くお薦めいたします。

これでもっと「アタマがウニ」な実話を思い出しました:
いま「のだめカンタービレ」のおかげで一気に有名になったプーランクのTRIOはピアノが主役ですから調性も木管楽器にとっては運動性が大いに損なわれるDes-durで作曲されています。
あるとき共演者が楽屋でつぶやきました…
「Desでよかった~ アタイ、♯系だと指がマメらなくなるの、
ホントに弱いのよね~」
これを聞いて、わたくしは「こいつの楽器は何か『複雑な家庭の事情』でDes-durとCis-durのフィンガリングが違ったりするんだろうか?」と、呆気にとられました。

閑話休題 「小交響曲」mp3は『VIRTUAL空間音楽』最大の長所を生かして原調のin Bで製作しましたが「現実世界」ではヴィオラ・チェロとコントラバスの最低音がCであることから「演奏不能」」となります。そこで現実世界PINK MOZART(ま、その場合は源氏名でなく本名を使うワケですが)室内オーケストラ版は長2度高いin Cに上げ、弦五部(第三楽章のみコントラバスはTACET)フルート一本、オーボー・フレンチホーン各二本の「モーツアルト編成」で編曲しmp3もそのスコアに基づいています。が、例によってフルートはオカリナでオーボーはハーモニカで表現するPMタッチです。

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Comments

ドルチェさん

長びきますね~
抗菌剤がきかないんですね。
一度、このコメント欄に「おク■リ」の成分名を書いたら
アメリカから違法ドラッグ・スパムTB・コメントで長期間連日
悩まされたので書けないんですが…
一日一回 2錠ずつ3日間だけ服用するタイプは
試されましたか?
まだでしたら担当医にご相談してみてはいかがでしょう。
とにかく一日もはやく元気になってくださ~い。

>Fis-durで書かれるかGes-durで書かれるかで、
 ずいぶん違ったイメージを

そうですよね、この「イメージ」は大切にしなくては、ですけれど
ホントに木管楽器奏者の嬰系調号アレルギーは重症患者が
多くて、やむを得ないんですよ、「すり替え」は。
POULENCのTrioも、もしCisで書かれていたら、
今日の栄光はきっと無かったですよ、総スカンくらいます。

この「小交響曲」を現実のオケでやる場合に響きとしては
in Cにするよりむしろin Dまで上げたほうが
おさまりが良いのですけれど、
そうするとフルートのレンジが高くなりすぎて、けっして無理
とは言えないまでも、フルートの「輝き」は失われてしまいます。

むずかしいところです、
いま、どうにも決断がつかず困っています。

Posted by: PINK MOZART | Tuesday, 19 February 2008 00:04

きっと愛する曲を公開できた喜びに浸っていらっしゃることでしょう♪
検索率低かろうが、お茶の間おなじみ曲のように注目されなかろうが、好きな曲の普及に関われる満足感っていいものですよね!
水が溜まり続けてる私の耳は、音質も音量バランスも歪みきって、普段とは全然違う音にしか聴こえないのです。治ってから聴き直さないと本当に失礼な状態でして。悲ちい。
それにしても、楽器によって調性への思いにも違いがあっておもしろいものですね。
ピアノ人だと、Fis-durで書かれるかGes-durで書かれるかで、ずいぶん違ったイメージを持つかなぁ。緩みだったり、暖かさだったり、色気とか。
ピアノ曲だと、その辺も作曲者狙って調性選んでるように感じることが多いです。異名同音転調する効果なんかも含めて。
そうそう、鍵盤では指の置き位置でB-dur嫌いな子います。B-durは鬼門だとかで、絶対試験曲にしない!って言い張ってたのいましたもん(笑)。
私は、この調、ピアノ曲でも聞いてて好きなのが実に多いもんで、気にしないように。
実は他にイヤな調性あるけど、恥ずかしいからないしょ~。

Posted by: ドルチェ@ピアノぶらぼー! | Monday, 18 February 2008 01:45

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