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DEBUSSY:LA FILLE AUX CHEVEUX DE LIN.

Debussy

クロード・ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
   「前奏曲集第1巻」より(1909~1910)

 
  Trés calme et doucement expressif.
     Ges. 3/4. 34bars [duration=2:22]
     transcrit par PINK MOZART MMVIII
  ★2009年07月08日APM2にてVersion2を公開しました
  ★2012年09月04日MusictrackにてVersion3を公開しました

フランスの厳冬期は晴れの日などほとんどなく、雲が手を伸ばせば届きそうなくらいに低く厚く垂れこみ陰鬱な日々が続きます。
この分厚い雲が3月になりますと少しずつ高く昇ってゆき少しずつ薄くなり、ついに太陽が顔を出すと「春」が到来します。 
長い冬からの解放の安堵感は日本とは比較にならないほど大きくヨーロッパの音楽では春を迎える歓びを表現した名曲が数多く生まれています。
PARISの緯度は信じられないでしょうがサハリン(樺太)中央部と同じ、つまり、どちらかというと極地に近いのでので、春分点を過ぎると日照時間は加速度的に長くなり、夏至の夜はわずか3時間程度の半白夜になります。

亜麻色とはどんな色か? 難しいですね。
一般的には金髪の「雅号」ですが、人によってはこの髪の色も日照量と比例します。
冬はほとんど黒色に見える髪が春になり日差しが回復すると徐々に脱色しはじめ、赤毛になり亜麻色→ブロンドから夏になると輝くばかりのプラチナプロンドと変化する髪をお持ちの人が欧州にはとても多いようです。

色見本では亜麻色とはこの字のような色ですが、どうも春から夏への過渡期(5月あたり)の髪の色ではないかと思われます。

ドビュッシーの前奏曲集第1巻の8曲目に収められている本曲はフランスの詩人Charles Marie René Leconte de LISLE.(1818~1894)シャルル・マリー・ルネ・ルコンテ・ドゥ・リルの同名の詩にインスパイアされ作曲されたといわれています。
(原詩と訳詩をGALERIE PINK MOZART掲載)

当サイトではドビュッシーの作品は多く公開していますので、
今回はドビュッシーの写真は過去の記事に使ったイメージを「使い廻す」ためにリンク先をさがしてものの驚いたことに一枚もありませんでしたので、あわててWIKIから著作権フリーイメージをカッぱらってきました。

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Comments

ねこぼーしさん

なんだかテレますな

>還暦を迎えるねこぼーしは
    ウソこくでね~ダ!

>えっと…リズムのとり方の変化、という言い方でいいのかな。ここはゆっ くり~、ここでちょっとタメて…

あ、これは「テンポ運び」とか「テンポ取り」と申します。
コンピュータへの演奏命令プログラムはほとんど一音ごと、精密な箇所では一拍を四分解もしてテンポを変えやらないとすごく「機械的」で「非人間的」な演奏になってしまいますから本当に苦心するところです、
ありがとうございます。

結局は演歌にしろ近代五線表記法をつかうわけですから「音楽の心」あるいは「音楽の表現」は「各国共通な部分がある」と思います。
わたくしが「ドジョウ掬い」のお囃子をコンピュータでやってみましょうか?きっと上手にできるとおもいます、いやAPM作品より良かったりして…
(笑えんゾ!)

「亜麻色の髪の乙女」が含まれる「名曲ピアノ集」に「くるみ割り人形」と「運命」と「新世界」のローテーションでしたか?
なんだか漫画「ドクター秩父山」に出現した強力キャラ「梅ぼしウナギ男」を思い出しました。

Posted by: PINK MOZART | Thursday, 10 April 2008 at 22:00

この曲は小学生の頃よく聴いていました。
この曲が入っていた「名曲ピアノ集」と「くるみ割り人形」と
「運命」と「新世界」(とあとビートルズひと通り)のレコードを
毎日交代にキレイに拭き拭きしてはターンテーブルにのせて
音楽って美しいなあとねこぼーし少女はうっとりしていたものです。
 
PINK MOZART師匠の手にかかるとこれはまた!こんなに幻想的で…。
還暦を迎えるねこぼーしはまた少女の心に戻ってしまいましたよ。
この作品は特にPINK MOZART師匠の技術と感性の高さが
うかがえるように思います。
えっと…リズムのとり方の変化、という言い方でいいのかな。
ここはゆっくり~、ここでちょっとタメて~、さあ盛り上がる!の
緩急のつけ方がすごくバランスいいのですよね。
そうそう、それなの~よ~!ってこぶし握り締めちゃう感じ。
 
「どじょう掬い」という伝統的演芸がありますが
あれはさらりと型だけ真似てもちっとも味わいがないのだけれど
腰を中心にザルで泥をすくうあの緩急ある動きの中にある「ため」、
日本人だから理解できる、演歌につながるあのリズム…。
PINKYさんの作品にはちょっとそんなエキスが入っていて
だから気持ちいいんだなあと思いました。
あの…その…専門的に見ればこういうのは許せん!って
意見かもしれませんが、素直な感想なので、怒らないでネ。

Posted by: ねこぼーし | Thursday, 10 April 2008 at 20:08

ドルチェさん

もう、ずいぶんよろしいのですか?

わ~ 金メダルはWAGNERでしたか!
いい男、金メダルはダレでしょう?
お顔はBrittenさんなんかがカッコイイですね。
去年、昭和30年代にピーター・ピアースの
伴奏で来日公演時のフィルムを見たのですが、
若い頃は、すごく民族的特徴がハッキリした
お顔立ちなので少し驚きました。

Debussyさんの天才、この頭骨と身長、
絶倫ぶりを併せて考えると、
やはり、ちょっと内分泌のヴァランスが
「おかしかった」のかなぁ~
と思ってしまいます。

Posted by: PINK MOZART | Monday, 07 April 2008 at 18:00

やっぱこの顔は好みじゃないや・・・。
って、作曲家を顔で選んではいけませんっ!って声が聞こえてきたような?(笑)
「亜麻色の髪」の説明、色見本つきで、季節による変化まで教えていただいて、大変おもしろかったです。感謝。
辞書とかの説明見ても、ピンとこなかったんですよね~、亜麻色って。
うちの、悪い男選手権で第2位に輝いたドビさん、旦那にするなら、性格ぐじゅぐじゅっぽくても、前作のセルゲイくんのがいいなとか、またまたおバカな妄想にふけるのでありました。

Posted by: ドルチェ | Monday, 07 April 2008 at 02:20

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