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POULENC:SUITE FRANCAISE

Poulenc

フランシス・プーランク「フランス組曲」(1935)

Listen to SUITE FRANCAISE mp3

本日のプログラムはフランシス・プーランク作曲
「フランス組曲」

この組曲の構成は

1)Bransle de Bourgogne.     「ブルゴーニュのダンス」
2)Pavane.                    「パヴァーヌ」
  3)Petite Marche Militaire.    「小軍隊行進曲」
   4)Complainte.                  「悲哀歌」
    5)Bransle de Champagne.         「シャンパーニュのダンス」
     6)Sicilienne.                    「シチリアーノ」
      7)Carillon.                       「カリヨン」


の全7曲で構成されています。
今回は新しい試みとして7曲をメドレー形式で1トラックに納めてみました
演奏時間は約12分半になります。

題名のBransle=ブロンル Sicilienne=シチリアーノは民間舞曲の種類
Pavane=パヴァーヌは宮廷舞曲です。
16世紀の作曲家クロード・ジェルヴェーズの作品をプーランクが現代感覚で
蘇らせた非常にお洒落でモダンな組曲です。

原曲は2手ピアノ曲と12管楽器+打楽器+チェンバロの2種類存在し
PINK MOZART版は2手ピアノ譜に基づいて製作いたしました。

ちなみに「プーランク」は裕福な化学工場経営者の御曹司
現存するRhone-Poulenc Chemical という世界的に有力な化学工業会社の
創始者であるエティエンヌ・プーランクの次男エミール・プーランクの
息子さんです。
当時の「プーランク化学」はアスピリンのフランスでの一手製造会社として
大成功していました。

話はそれるんですが、このアスピリン=アセチルサルチル酸は今でも
わりと強力なNSAID(非ステロイド鎮痛解熱剤)の地位を確保していますが
なぜ人の痛みを和らげ、熱を下げるか長年謎のままでした、
ようやくこの薬理効果のメカニズムが解明されたのはなんと1980年のこと、
その研究チームは「ノーベル賞」の栄冠に輝きました。

この組曲について色々と調べておりましたら、非常に興味深い記述を見つけました、

「楽譜の出版社であるDURAND(デュラン出版社)は2つのヴァージョンの
作曲料としてプーランクに対して4000フランを支払った」

作曲年の1935年、フランス共和国の国家予算は499億フラン
4000フランはこの「0.00000008%」に相当する金額です、
これを基に換算してみますと平成20年度の日本国国家予算は約80兆円、
「0.00000008%」は640万円になります、スゴイ!
(もしかしたら計算で桁違いをしているかもしれませんが)(舌

ちょうど今日、編曲の「着手金」として「25000円」が送りつけられてきた
どこかのヘッポコ編曲家とは「どエライ違い」です(涙

*************************************
■SUITE FRANCAISE
par Francis POULENC(1935)
d'apres Claude GERVAISE(16c)
[duration=12:20]

based upon the music from
DURAND S.A. PARIS,FRANCE. ref;12607
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Comments

ドルチェ先生

お気に召して幸いでした、光栄です。

2年半前、
この組曲の序曲「ブルゴーニュのダンス」が
PINK MOZARTとしてネットに公開したComputer Musicの
op.1でしたから結構思い入れがあるんです。

「8つのノクターン」聴いてみますね
次がジャン=ミッシェル・ダマーズ「演奏会用ソナタ」
その次はPOULENCのTRIO
その後にはPOULENCの「3つの小品」(2手Pf’)を予定していましたが
差し替えるかも、(かも?ですよ)

楽譜が4800円だと「お嘆き」ですが、お得でしたよ
今もHEUGEL版しかなくYAMAHA価格は6875円です(涙

しかたない
母校の図書館から送ってもらいます(笑

Posted by: PINK MOZART | Saturday, 07 February 2009 at 12:20

お、公開されましたね!
ヤマハさんに著作権料はゆだねて、心ゆくまで布教活動をお願いします。
ヘンテコびゅーてぃほー路線のプーランク王子も混ざると嬉しいナ♪
で、私が今回のお料理で一番ウケて喜んてた部分、きっとバレバレだと思いますが、「小軍隊行進曲」デス。カリヨンもおもしろかわいくて、自分はすっかり、おもちゃ国の兵隊さんになった気分でありますっ!
ブラムス美青年あたりが、おもちゃの兵隊さんぎゃぼー!とか遊んでくれるだろーか?(爆)
この曲、ピアノでは正直なところあまり好みじゃないんですが、PINK MOZART版ではいっぱい楽しめました。
プーランクにしては安かったからか購入していたようで、うちからも楽譜が発掘・・・(汗)。
お金の換算の話のおかげで、ペトルーシカのピアノ3曲に対して、ルービンシュタインが5000フランものぶっ飛び高額な謝礼を支払ったっちゅー話が、ほんとにすごいのねって納得できました。もっと前の時代だし。
えーと、ン百万円のかわりに、聴衆の喜びの声でお許しください(笑)。

Posted by: ドルチェ | Saturday, 07 February 2009 at 02:12

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