5 posts categorized "PIERNÉ.Gabriel,"

PIERNE:IMPROMPTU-CAPRICE R2

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ガブリエル・ピエルネ 「即興奇想曲」 op.9 ter,

2008年3月に公開した作品の音質向上版を公開します。

<p>&lt;a href=http://db7.voiceblog.jp/data/pinkmozart/1263963178.mp3&quot;&gt;DOWNLOAD&lt;/a&gt;</p> 

またARCHIVES PINK MOZART 2ではDOWNLOADボタンを
右クリックでダウンロードも可能です。

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PIERNE:PRELUDE DE CONCERT sur un THEME de PURCELL. op.53,

G_pierne

ガブリエル・ピエルネ:
ヘンリー・パーセルの主題に基づく演奏会用前奏曲 op.53, (1933)

 
  Allegro non troppo.
   G. 4/4. 119bars [durarion=5:37]
   EDITIONS SALABERT(8614)
   transcrit par PINK MOZART MMVIII
    ★4月22日にRe-Master版に差し替えました

APMで公開するGabriel PIERNE:ガブリエル・ピエルネ(1863~1937)作品の第三弾となります。
ピエルネが70歳を迎えたときの作品、華美ではありませんが「枯山水」のようなワビ・サビ・風格を備えた佳品です。
原曲は1933年度のパリ音楽院BASSON(バスーン)科卒業試験課題曲として作曲されたピアノを伴う独奏曲です が、現在では演奏技術の向上により「初見レヴェル」のバスーン・レパートリです。

今回のPINK MOZART's Modus Operandiはとりわけ風変わりな趣向となりました…

まず、ピアノ部分を弦五部に置き換えるのは「常套手段」にしても独奏楽器を2オクターヴ上昇させ、なんとトランペットにしてみました。ほとんど4オクターブに達するレンジを有するバスーンに較べてトランペットは2オクターヴ強のレンジしかありませんから、そこにズームし自然に聞こえるように音形を整えました。ただし、これはあくまでもVirtual Computer Musicだからこそ可能な表現方法です、仮想トランペットに使用したレンジに現実からの逸脱は一箇所たりとも無いものの、現実的にトランペットで「この楽譜の演奏が可能か?」ということになると「超絶技巧・至難」おそらくは「無理」でしょう。

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PIERNE:IMPROMPTU-CAPRICE. op.9 ter,

Deux_femmes_8

ガブリエル・ピエルネ:「奇想即興曲」op.9 ter,(1885)

 
   Allegretto moderato.
    As-c-C-As. Récit-6/8-Récit-3/8-6/8.
    166bars+2Récit [duration=5:32]
    ALPHONSE LEDUC(A.L.10.381)
    transcrit par PINK MOZART op.100,
                
Henri Constant Gabriel PIERNEのハープ独奏用「奇想即興曲」は現在ハープのレパートリで最も重要な地位を得るほど、この楽器の特性を活かし切った優美この上ない旋律の名曲です。
原曲は1885年度パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)
ハープ科卒業試験課題曲として作曲されました。これがop.9,
のちにピエルネ自身によりピアノ用に編曲されたものがop.9 bis,そして卒業試験課題曲からより華やかに演奏効果を向上させた「演奏会版」が op9 ter,
残念ながらop.9,とop.9 bis,の楽譜は絶版になっていますのでPINK MOZART版はop.9 terに典拠して製作いたしました。

音楽学校に学んで一番楽しかったのは希少な楽器に自由に触れる、心ゆくまで鳴らしてみることができることでした。防音もされていますから銅鑼を狂ったように叩き続けても文句は出ません。例外はチェンバロ、この楽器は弦を掻き鳴らす「ベック」という箇所が天然の鳥の羽軸で作られているなど、とにかく構造がデリケートなので素人が乱暴に弾こうものなら、忽ち壊れてしまうため厳重に鍵のかかったレッスン室に安置されていました。
そこいくとハープの扱いなんて大らかなもので楽器が空いているときは誰でも自由に演奏できました。いまでこそハープを所有する高校吹奏楽部など珍しくも何ともないでしょうが、わたくしの音楽学校時代は実物にお目にかかる機会などは演奏会でしかありませんでしたから興味津々、時間さえあればハープを「いぢくり倒し」て遊んでいました。
もっとも音楽学校という特殊環境にあって男子生徒なればこそ他にも「もっとマシ」な「いぢくり倒すべき未知なる」対象はゴマンとあふれかえっておりますから、たいていはそちらを「いぢくり倒す」のに狂奔するんですが、わたくしは生物学的な方面にはトンと興味がなく、ひたすら未知なる楽器を探求する学究にいそしんでおりましたので、いまでもバルトークのVl'協奏曲2番冒頭のハープソロくらいは弾けます(と思います・・たぶん・)

ハープの弦は全部で47本、このガット弦(高音部は金属線)にちょっとした細工がありC線は赤くF線が青く染色され、それを目安に「つま弾き」ます。基部には7本のペダルがあり時計回りにA-G-F-Eが右足用 H-C-Dを左足で操作します。
このペダルが上がっている状態がフラット、一段押し込んでナチュラル、下に踏み込むとシャープ・ポジションになり、たとえば一番左のペダルを下まで踏み込むと全音域のHが一斉に半音上がりHisすなわちCになります。それゆえハープを演奏する際は曲中に何度もペダルを操作してシャープからナチュラルあるいはフラット位置に7本のペダルを演奏中に切り替える、なかなかに技術を要する「足捌き」を習得するのもたいへんに重要です。
このペダル群はスプリングで上向きのかなり強いテンションがかかっていて、フラットポジションからナチュラルポジションにするには一段踏み込んでスッとペダルを右にずらしてナチュラルのストッパー位置に押し込みます、また更にシャープポジションにするにはナチュラル位置から一段押し下げ、やはり右にあるストップ位置に持ってゆかねばならないのですが、このストッパー位置へ確実に入れないままペダルを放したりすると、ペダルはものすごい勢いで最上段のフラット位置まで跳ね上がって衝突しドッッカーン、ボッカーンと身の毛もよだつような大音響を発します。
銃声に近い音量ですからこれに着目し、このドッッカーン、ボッカーンの騒音を故意に発生させる現代曲もありますし、わたくしもドッッカーン、ボッカーンはしょっちゅうやらかしましたが、そのせいで楽器が壊れたという話は聞いたことがありません。
ハープとは優雅なフォルムに似合わず非常に強靱な楽器だと感動しました。
あ…でもこの記事をお読みの方がハープに触れる幸運に恵まれたとしても「ドッッカーン、ボッカーン」を試すのは一回きりに、い、いや!絶対に試してはなりません。

PINK MOZARTの記念すべきop,100となりました本mp3作品を同級生ハーピスト故K.A.の思い出に謹んで捧げます

近代ハープを完成させたのは「おフランス」なのですが現在シェアのほとんどを日本の「青山ハープ」とアメリカ合衆国のLYON & HEALY社製が占めています。わたくしが「いぢくり倒し」ていた楽器もライオン・エンド・ヒーリーの製品でした。

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PIERNE:PRELUDIO et FUGHETTA. op.40-1,[ver'2]

Chemin

ガブリエル・ピエルネ「プレリューディオとフゲッタ」
作品40-1(1904) ver'2

3月10日に公開した作品の新音源、Re-Master版です。

 
  Gabriel PIERNÉ. Préludio et Fughetta.op.40-1,(1904)
  Allegro-Fughetta scherzando.
  c-Es. 2/4 total 262bars. [duration 05:36]
  édition=J.HAMELLE/IMC.
  transcrit par PINK MOZART(2007)

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PIERNE:PRELUDIO et FUGHETTA.

Deux_femmes_8
(初夏、Tuileries庭園にて)CONTAX-RTS PLANAR.85mm

G.ピエルネ「プレリューディオとフゲッタ」

ARCHIVES PINK MOZARTの記念すべき開幕に、ガブリエル・ピエルネの「プレリューディオとフゲッタ」を選びました。原曲は2Flutes, Oboe, Clarinet, F-Horn, 2Bassoonsの変則的な木管7重奏です。 SOCIÉTÉ MODERNE d'INSTRUMENTS à VENTS(近代管楽器協会)の委嘱により作曲され1904年3月14日、同協会の演奏会で初演されました。
おそらくは当夜の出演者全員で演奏会の開幕を飾るための変則的な編成となったのでしょう。編曲して再認識したのですが、この編成はかなり高音域に偏りがあり演奏効果が悪い。安定した音響を得るにはフルートを一本に減らし、クラリネットとホルンを2本に増やし、できればコントラ・バスーンかバス・クラリネットを加えればちょうど良くなりそうです。

ピエルネの作曲した「誰でも知っているメロディーは?」 いくら考えても思い浮かびませんが、「奇想的即興曲」はハープの演奏家、愛好家には珠玉の名曲として知られています。
印象派には属さず、フランス・ロマン派の大家として数多くの、やや通俗的な室内楽曲と、大規模な舞台音楽の作曲家として、また、コンセール・コロンヌの偉大な指揮者として人々に親しまれ、1937年、PARISに没しました。

この「プレリューディオとフゲッタ」が現在ではほとんど顧みられない理由として、前記の音響バランスの問題、6分弱という、なんとも演奏会プログラムに取り上げにくい演奏時間ともう一つ、どの楽器も高速で無窮動的なパッセージが三度・四度の上級アルペッジオ・エチュードのようにややっこしく縺れていて、唯一持続音を保持するホルンは唇と体力に非常な負担がかかる演奏難度の高さにあるのかもしれません。

それでも、音を煌めくようにちりばめたメランコリックなテーマから少し緩徐で牧歌的な中間部、再現部を経て暗澹たるコーダで締めくくられる「プレリューディオ」 一転、明るい平行転調し軽やかにユーモラスに、そしてノスタルジックに音の絡み合う「フゲッタ」ともフランス音楽エスプリの精華です。

いくら「近代管楽器協会」の面々が名人揃いとしても、一世紀も前に、この曲の初演は、ちょっとばかり骨がおれたことでしょう。                 うまく吹けたのかなァ?

【追記】8月11日に新音源Re-MasterのVERSION2を公開しました。

    
  Gabriel PIERNÉ. Préludio et Fughetta.op.40-1,(1904)
  Allegro-Fughetta scherzando. c-Es. 2/4 total 262bars.
  édition=J.HAMELLE/IMC.
  transcrit par PINK MOZART(2007)  [duration 05:33]

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