16 posts categorized "RAVEL.Maurice,"

RAVEL:MENUET du Tombeau de Couperin.

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ラヴェル:新春メヌエット2008
ピアノ組曲「クープランの墓」より(1917)

みなさま、明けましておめでとうございます。
本年第一曲目として「クープランの墓」よりムニュエ
新春ヴァージョンをお届けします。

組曲「クープランの墓」の概略と解説は
GALERIE PINK MOZARTに掲載しています。

 
      Allegro moderato.
    G-d-G. 3/4. 128bars. [duration 4:18]
      Edition:DURAND(9569)
     transcrit par PINK MOZART(2008)
        

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RAVEL:MENUET. [2007 icy version]

Iceland

モーリス・ラヴェル 「ソナチネ2楽章」 2007夏版

まだまだ暑い夏をホンのひとときでも
涼しくすごしていただこうと思いラヴェル「ピアノの為のソナチネ」
第2楽章ムニュエを涼感たっぷりに再製作しました。

 
  Mouvement de Menuet.2éme mouvement de Sonatine(1905)
  Des-As-Des. 3/8.  82bars. [duration=3:09]
  édition=Durand. transcrit par PINK MOZART(2006/2007)

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RAVEL:MENUET ANTIQUE.[ver'2]

Watermark

モーリス・ラヴェル 「古風なメヌエット」 ver'2

以前に公開した「古風なメヌエット」はピアノ版に基づいた編曲でしたが、今回はラヴェル自身の編曲による管弦楽版より、やや長い、いわば「アレンジャーズ・ヴァージョン」を新しい音源で製作し、お届けします。前作のミスはすべて修正しましたが、もし、さらにミスがありましたら、お知らせ下さると幸いです。

 
  Majestueusement.
    fis-Fis-fis. 3/4. 187bars.[duration=7:33]
    Edition:ENOCH(5616)
    transcrit par PINK MOZART(2007) 

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RAVEL:I-PAVANE de la BELLE au BOIS DORMANT. MA MERE L'OYE.

Jardin_feerique007_4 第1曲「眠れる森の美女の
パヴァーヌ」

子供のための5つの作品「マ・メール・ロワ」は原題のとおり、友人ゴデブスキ夫妻の子供達、ミミーとジャンのために1908~1910年にかけて作曲された4手ピアノ組曲です。マ・メール・ロワは英語では「マザーグース」。
この曲は幼児が演奏するには難度が高すぎて結局、初演はコンセルヴァトワールのピアニストによって、お披露目されました。原曲の4手ピアノ版は演奏会でプログラムとして取り上げるには技巧が平易すぎ、音楽の内容が幼児向けとあって、あまり顧みられる機会が少ないのですが、1911年、ラヴェル自身による編曲の管弦楽版は、これはもう、掛け値なく「近代管弦楽法の精華」ともいうべき、すばらしい作品ですから演奏される機会も、人気も非常に高いレパートリーとなりました。

翌1912年、ラヴェルは曲順を入れ替え、5曲を一繋ぎにした全曲で約30分にもおよぶバレエ組曲版も完成させ、この舞踏組曲版「マ・メール・ロワ」も、現代のオーケストラ演奏会でプログラムとなる機会が多いのですが、こちらのほうはバレエ付随音楽としてはともかく、中核となる5曲は全く同じ内容で、長大な前奏と間奏で連結させたものですから純粋音楽として鑑賞するには、やや冗長すぎる気がします。

有名な「眠れる森の美女の物語」に基くオープニング、原作の寓話は何十というヴァリエーションが存在し、皆さんがよくご存じのストーリーは、たぶんグリム兄弟版。ただし、この「パヴァーヌ」の底本はフランス人で「赤ずきんちゃん」などの原作者として有名なシャルル・ペロー作品に因んでいます。
(イメージはPINK MOZART版「妖精の楽園」コーダ部の楽譜)
     日本語版WIKIPEDIA『ペロー版:眠れる森の美女』  

 
    Lent.  a.  4/4. 20bars [duration=1:26]
    Edition DURAND(ref'=7746) score(ref'=8300)
    transcrit par PINK MOZART(2006)

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RAVEL:II-PETIT POUCET. MA MERE L'OYE.

第2曲「親指小僧」

「親指小僧」は「一寸法師」の訳を充てる場合もありますが、法師ったってお坊さんじゃありません。これもシャルル・ペロー原作の寓話=貧しい家に男の子がさずかる、が男の子は年々成長するどころか逆にますます小さくなってゆき息子の畸形を儚んだ父親は、ある日森の奥深くに置き去りにし餓死させようとする。男の子は父のたくらみを察し、帰り道の目印としてパンのかけらを道々落としてゆくが、このパンを小鳥たちが啄み、帰ることは出来ない、という悲しく残酷な物語ではあるんですが、わたくし、いつもこの話に触れるたびに不思議に思うんですね、なにもそんな悲惨な結末を選ばなくても、その時代で息子が、かくも「レアもの」であるならば、「王侯・貴族に売」って愛玩してもらうなり、間諜として大活躍するなり、もしくはフリーク・ショウを各地で開催し、みんなの人気者になって収入も得、一家揃ってシアワセになるストーリーほうが、よっぽど、おもしろくて教育的なんじゃないかと?首をかしげてしまいます。
「それで、森で迷ったあわれな親指小僧はどうなった!」ですって? しりませ~ん。


  Très modéré. c. 2/4. 80bars [duration=3:37]
  Edition DURAND(ref'=7746) score(ref'=8300)
  transcrit par PINK MOZART(2006)

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RAVEL:III-LAIDERONNETTE, IMPERATRICE des PAGODES. MA MERE L'OYE.

第3曲「パゴダの女帝レドロネット」

ある貴族の館(シャトー)に世界各地から集めた膨大な数の人形達が、人間どもが寝静まった深夜から早朝にかけて、ひそかに饗宴を開催する、その様子をユーモラスに描いた情景音楽です。この人形達の女帝として振る舞う人形(陶製の東洋風首振り人形)の名がレドロネット。 いいですか、わたくし、この文章は誠心誠意・まごころを込めて書いちゃいるんですが、ただのヘッポコDTMアレンジャーがブログに載せる埋め草記事ですから学術的信憑性においては[NUL]  ゆえに、この記事をいかなる種類の元ネタにしてはいけませんよ。それを重々お願いして、「知っている限り」を御紹介しますが→この「レドロネットの首は前後上下にペコペコするワケじゃなく、ちょうど「バリダンス」のように真横に動きます。それとフランス語「パゴダ」とは狭義の「仏舎利搭」の意味ではなく、要するにオリエンタルな雰囲気を持つ建築物や仏教寺院を意味し、たとえば「五重の塔」なども「5層パゴダ」と申します。この題名は「レドロネット人形」に付属する東洋的な「飾り台」もしくは非常に東洋的装飾を施された「リカちゃんハウス」的な「人形ケース」をパゴダに見立てたのではないか?と考えられます
原曲はド・レ・ファ・ソ・ラの東洋5音階を半音上げた嬰へ長調(とはシャープ6つの調号です)で作曲されていますので、原曲ピアノ版PRIMOは全曲黒鍵のみで演奏します。


  Mouvement de Marche. Fis. 2/4. 196bars [duration=3:32]
  Edition DURAND(ref'=7746) score(ref'=8300)
  transcrit par PINK MOZART(2006)

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RAVEL:IV-LES ENTRETIENS de la BELLE et de la BETE. MA MERE L'OYE.

第4曲「美女と野獣の対話」

これまた有名なストーリー=「美しい娘が父を捜しに森に迷い入ると、そこに世にもおぞましい、あさましい姿の獣が出現します。すったもんだのやりとり、かけひきの結果、この野獣のプロポーズを娘が受け入れると、魔法の呪縛が解かれ野獣は本来の王子の姿を取り戻す様子を描いた情景音楽です。ラヴェル編曲のオーケストラ版では美女の旋律をクラリネットが、野獣の旋律をコントラバスーンで表現します。フランス人マダム・ドルノワによる寓話「緑色の蛇」に基づいています。

 
   Mouvement de Valse très modéré.  F. 3/4. 173bars.
   [duration=4:21]
   Edition DURAND(ref'=7746) score(ref'=8300)
   transcrit par PINK MOZART(2006)

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RAVEL:V-LE JARDIN FEERIQUE. MA MERE L'OYE.

終曲「妖精の楽園」

第一曲の「眠れる森の美女」が王子様のキスによって目覚めるシーンを描写した、短くも美しく、感動的なフィナーレです。

 
   Lent et grave.  C. 3/4. 56bars.[duration=3:22]
   Edition DURAND(ref'=7746) score(ref'=8300)
   transcrit par PINK MOZART(2006)

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RAVEL:I-PRELUDE. Le Tombeau de COUPERIN.

Ravel_m

モーリス・ラヴェル:「クープランの墓」よりプレリュード

ロバート・ゴダードのいう「あの戦争」=第一次世界大戦がはじまると、ラヴェルは39歳にして敢然と志願を申し出ますが、すでに大作曲家であった名声を慮る以前に標準体重に達していなかった身体条件を理由にフランス共和国陸軍は入隊を拒否、それでもラヴェルはあきらめず救護隊員として志願、病院や輜重隊のトラックの操向転把を握り勇躍、戦場を駆けめぐりました。やがて戦線で赤痢を得、やむなく除隊したときには身体的・精神的に極度の疲労により艶やかな頭髪は銀一色に変わり果てていたそうです。
その従軍中に構想を練り除隊後に書き上げられた2手ピアノ組曲「クープランの墓」はラヴェルにとって最後のピアノ作品になり、3年後の1920年にはラヴェル自身により管弦楽組曲に編曲されました。【GALERIE PINK MOZARTをご参照ください】

「クープランの墓」とは新古典主義をうち建てたラヴェルより大先達フランソワ・クープランに代表される「フランス古典音楽」への頌賛歌とされています。各楽曲の冒頭にある献辞は従軍中の知己へのものとなっていますが、第4曲リゴドンの「ピエールとパスカル・ゴーダン」は着弾した一発の砲弾により同時に散華した悲劇的な御兄弟に献げられています。

なお、フォルラーヌ・リゴドン・ムニュエは古典的な舞踊曲の題名です。

 
  Vif. e. 12/16. 123bars.(in actual)
   [duration 3:16] Edition:DURAND(9569)
 
    transcrit par PINK MOZART(2006)

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RAVEL:II-FUGUE. Le Tombeau de COUPERIN.

モーリス・ラヴェル:「クープランの墓」よりフーガ

わたくしに和声学を教えてくださった末吉先生の口癖の一つが「フーガとは人類の生み出したもっとも知的な構造物である」というもので、先生がこの言葉を口にされるたびに、クラスが「大げさすぎる」と失笑につつまれました。 が、このラヴェルの精緻極まるクロノメーター・ムーヴメントのように組み立てられた「クープランの墓」のフーガを聴くたびに、その言葉が少したりとも誇張でないことに同意せざるを得ません。「ジャン・クリュッピ少尉の思い出」に献げられています。

  
   Allegro moredato. e. 4/4.
     61bars. [duration 3:10] Edition:DURAND(9569)
 
     transcrit par PINK MOZART(2007)

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